世界のクルマが鍛えられる場所として知られているニュルブルクリンク北コース。
およそ3年間破られていなかった、ニュルブルクリンク北コース・前輪駆動車のコースレコードが6月17日に破られたというニュースが飛び込んできた。
レコードブレイカーとなったのはルノー・スポールの手により生み出された「メガーヌRSトロフィー」。
以前のレコードタイム8分16秒9を2008年6月23日に叩き出したのも、おなじくルノー・スポールの手による「メガーヌR26.R」だったが、新しい「メガーヌRSトロフィー」は、なんと8分7秒97という大幅なタイムアップを実現。ドライバーのLaurent Hurgon氏とメガーヌRSトロフィーがニュルに新たな金字塔を打ち立てました。
その原動力となった要素として、ルノー・スポールが挙げているのは、まずエンジン。
2リッター4気筒ターボは265馬力まで引き上げられています。
さらに空力を考えぬいたボディワークがタイムを削りとるとのこと。
そして、シャシー性能アップの要となったのがブリヂストンのタイヤだといいます。
235/35 R19サイズのポテンザ050Aが、このレコードタイムにつながったとドライバーがコメントしているほど。
その記録的タイムを出したときのオンボード映像がこちら。
ステアリングを握る指先がゆったりと力が入っていない感じからも、このメガーヌRSトロフィーがいかに乗りやすいマシンに仕上がっているか想像できるというもの。
そして、ロングストレートの安定感はルノー・スポールが言うように空力性能の効果が画面からも見て取れます。
ノーカットなので、8分超えの映像ですが、これは必見!
(山本晋也)
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