国内自動車メーカーが東日本大震災の影響で納期が長期化しており、新型車も「プリウスα」や「フィット・シャトル」程度なのに対し、輸入車各社は主な車種だけでも7車種以上を投入するなど、部品不足で新車供給が追い付かない国産車を尻目に販売台数を順調に伸ばしているようです。
本年1月~5月の新車販売台数累計は、国産車が前年比約20~50%減なのに対し、輸入車は逆に約6%増(逆輸入日本車除く)となっており、今まで輸入車購入に踏み切れなかった一部の国産車ユーザーが輸入車に流れている様子が浮き彫りに。
輸入車ブランド別に日本での1月~5月までの間の販売状況をビジュアル化してみると、VW、BMW、Benz、Audiだけでほぼ輸入車市場の約70%を占める事が判ります。特にAudiの躍進が目立ち、ポルシェを含めればVWグループのシェアが輸入車の約40%を占める事に。
(数値は日本自動車輸入組合 統計情報より) http://www.jaia-jp.org/j/stat/
更に輸入車が何処で沢山売れているのかを解析してみると、 昨年比で東京、神奈川、愛知、大阪などの大都市を始めとして、全国的に確実に増加傾向である事が判ります。
この傾向が国産車メーカーが調子を取戻すであろう来年以後も続くかどうかは別として、少なくとも国産車ユーザーが輸入車に興味を持ち始めた事は間違い無いかもしれません。
こちらも併せてお読み下さい。 https://clicccar.com/2011/06/23/35723
(Avanti Yasunori )
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