JAFにEVの救いの神『電欠』救援車が登場!

日産自動車と日本自動車連盟(JAF)が 『電欠』と言われる電池切れのEVに対して充電による救援を可能にする車両の実証試験を今月7日から年内一杯の期間で始めたそうです。

http://www.jaf.or.jp/profile/news/file/2011_24.htm

日産が救援車両として同車のトラック「アトラス」をベースに試作、開発したもので、救援車にはエンジン式の発電機を搭載しており、充電時間20分間で日産のEV「リーフ」なら約40㎞の走行が可能になる模様。 国内の市販EVには殆ど対応できるそうな。

今までEVはガソリン車と違ってインフラの整っていない地域で『電欠』した際にはレッカー移動のお世話になるしかありませんでした。 JAFによると、昨年8月から今年4月末までに、『電欠』EV車に対する救援出動が86件に上ったそうで、日産は今後のEV普及に向けて『電欠』に対応できる救援体制の整備は不可欠と判断したようです。

要はこれもEV車を安心して買ってもらう為の販売戦略の一環という訳。 これからEV 車が世の中で増える中、充電スタンド設置が追いつかない過渡期には特にこのJAFの『電欠』救援サービスはEV車の強い味方となる事は間違いなさそうです。

(Avanti Yasunori )

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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