プリウスα3列シートにはこう寝ろ!【プリウスαで車中泊できるか?】

先日、プリウスαに乗りましたが、もちろん、車中泊具合もチェックしました。

3列シート車の場合、2-3列ともにフラットになって、“一応”長めの平らな面は出てきます。

けれども、ここに寝ようとした場合、前方がかなり前上がりで、ベッドとして平らとは言えません。

前後長に関しても、フロントシートの後ろまでの空間なら180cm以上の長さがありますが、実際の床(とこ)の長さ(つまり、倒したセカンドシートのヘッドレストあたりまで)は、165cmほどしかありません。これでは160cmくらいの人しか足を伸ばすとそのままでは頭が落ちてしまいます。

なので、平均的な身長の大人の男性だとムリ。結局ベッドマットや板が必要ですね。それでも頭上がり(または逆に寝れば下がり)です。

シートを前にスライドすれば、当然隙間が空いちゃいます。

もうひとつの方法が、フロントシートのヘッドレストを外してセカンドシートと連結。セカンドシートはフルにリクライニングさせる、という状態です。

フロントシーtのリクライニング角度を好みに合わせ、お尻と腰の高さを調整すれば、意外に簡単に快適な“仮眠”はできそうです。かなり上半身は起き上がっていますが、歯医者や美容院の椅子よりは寝られそう?

後ろ2列をわざわざ畳んでも結局は頭が落ちちゃうよりも、仮眠と割り切ればこちらのほうが快適と思われます。

ちなみに、2列シート車も似たような感じでした。

というわけで、足が長くて(ここでは長距離走れるの意です)荷物も積めるプリウスαの本格的車中泊仕様車、誰か作ってくれませんかね?

(小林和久)

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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