佐藤みきお 
高速道路の土日祝日の上限1000円が、6月中旬で終了になりそうです。
具体的な日程等は発表になっていませんが、遅くても6月末で終了でしょうねえ。
また一部区間で行なわれていた無料化実験も、震災前に予定されていた平日上限2000円もご破算です。
しかし割引財源の2500億円を復興にあてるため、と言われれば仕方がないですよね。
でも悪いことばかりではありません。
まずETCマイレージサービスは継続です。高速道路料金50円につき1ポイント溜まり、100ポイントで200円分～1000ポイントで8000円分の無料通行分に還元できるアレです。
金額的には上限を定めてくれた方が安くすんだ、という方もいるでしょうが、例えば東京～厚木ですと普通車で1250円。平日にこの区間を走行する方にはポイントというメリットがなくなってしまうのです。
また平日上限2000円はETCの搭載を問わずの部分があったため、これも「？」と感じていました。
そもそもETCは料金所渋滞やそれに伴うCO2の排出量低減を目的としていて、その分優遇しますって、ことだったと思います。ですがETCがなくても料金が一緒となれば、ETCを買って損したと思う方も出てくるでしょうし、料金所渋滞が増えるかもしれません。
他のポイントカードのように、サービスはやはり料金や頻度で優遇されるべきだと思います。
ちなみに平日や夜間といった時間帯割引も継続します。
東北地方の高速道路を被災者が利用する場合、料金を無料にすることも検討されています。
短期間で二転三転している高速道路料金だけにもしかしたらまた変更があるかもしれませんが、いずれにしても解りやすくて公平な料金体系をお願いしたいですね。
（佐藤みきお）
