VWゴルフやプジョー308とライバルとなるルノーのミドルサイズハッチバックのメガーヌが新型に生まれ変わりました。新型メガーヌは先にターボエンジンを搭載した2ドアのルノースポールを発売していましたが、ようやくメインの5ドアハッチバックも新型が投入されることになりました。
新型メガーヌはボディサイズをひと回りサイズアップし、スタイリングもだいぶ洗練されています。先代はシャープなフロントマスクと出っ尻のリヤスタイルのインパクトが強かったので、新型はちょっとフツーになった感じですが、フランス車らしいお洒落なデザインに仕上がっています。
搭載されるパワートレインは日産と共同開発した140PS/19.9㎏-mの2リットルの自然吸気エンジンと6速マニュアルモード付きCVTの組み合わせ。従来の4ATはイマイチだったので、このパワートレインの変更も日本市場にとっては歓迎すべきポイントです。
グレードは2種類で、上質感を追求したフロントマスクとベージュ内装を採用したプレミアムラインと、ルノースポール風のフロントマスクとダークカーボン(黒系)スポーツシート&内装色、17インチアルミを採用したGTラインが用意されています。
この2グレード装備内容やクルマの雰囲気は結構違うのですが、価格差が7万円(プレミアムライン268万円、GTライン275万円)しかなく、買う人は悩みどころです。でも、この価格差なら17インチタイヤと専用スポーツサスを採用したGTラインのほうが買い得感は高そうです。
ほかにも全車にステアリング連動して進行方向を照らすディレクショナルバイキセノンや電子制御式パーキングブレーキを標準装備するなど、装備関係も一気にグレードアップされています。
(岡島裕二)