clicccarでもかなり話題のプリウスα。そのパノラマルーフに使われるのは、豊田自動織機製のポリカーボネイトをベースにした超軽量な樹脂ウィンドウです。
同じ面積のガラス製と比較すると、なんと40%、重さにして8kgの軽量化。ルーフの軽量化は燃費貢献だけではなく、低重心化による操縦安定性に大きな効果を発揮します。スバルインプレッサのtsやBMWのM3クーペがカーボンルーフを採用するのも低重心化のため。
トヨタもこの樹脂性ルーフは隠れたアピールポイントになると踏んだのでしょう。樹脂製をアピールするためにそれっぽい段差をわざわざつけてあります。
今年の「人とくるまのテクノロジー展」はEV系の展示が頭打ちの印象でしたが、ガラスメーカーや部品メーカーの軽量化技術に、かなりの進歩を見ることが出来た、という印象です。
(北森涼介)