プリウスαのパノラマルーフはメチャ軽い【人とくるまのテクノロジー展2011】

プリウスαの樹脂製パノラマルーフ
プリウスαの樹脂製パノラマルーフ

clicccarでもかなり話題のプリウスα。そのパノラマルーフに使われるのは、豊田自動織機製のポリカーボネイトをベースにした超軽量な樹脂ウィンドウです。

 

 

なんと40%の軽量化に成功
なんと40%の軽量化に成功

同じ面積のガラス製と比較すると、なんと40%、重さにして8kgの軽量化。ルーフの軽量化は燃費貢献だけではなく、低重心化による操縦安定性に大きな効果を発揮します。スバルインプレッサのtsやBMWのM3クーペがカーボンルーフを採用するのも低重心化のため。

 

 

樹脂製アピールのため段差がつく
樹脂製アピールのため段差がつく

トヨタもこの樹脂性ルーフは隠れたアピールポイントになると踏んだのでしょう。樹脂製をアピールするためにそれっぽい段差をわざわざつけてあります。

今年の「人とくるまのテクノロジー展」はEV系の展示が頭打ちの印象でしたが、ガラスメーカーや部品メーカーの軽量化技術に、かなりの進歩を見ることが出来た、という印象です。

(北森涼介)

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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