ニュル6時間耐久完走のLexus CT200hの気になる中味は?

5月14日にドイツ・ニュルブルクリンクにて,第42回ニュルブルクリンク6時間耐久レースが
開催され,Lexus CT200h が出場,見事完走したそうです。SP4クラス2位・総合108位を
獲得。モータージャーナリストの佐藤久美選手や影山正彦選手ら3名が交代でレースを
担当。

このレースはニュルブルクリンク24時間レースに向けて,車両のセッティングやドライバー
の調整を行う前哨戦の意味合いも持ったレースのようで,CTは下位からスタートするも,
終盤でリタイヤする車両が増える中,トラブルも無く 安定した走りでポジションをアップして
行ったそうです。

lexus_ct200h

そして肝心の本題ですが,このCT200h,実は只者では無いようです。
GAZOO Racing の発表によると,1.8㍑エンジンをHS250h用の2.4㍑エンジンに
換装
しているそうで,詳細は不明ですが,単純に市販車同士で比較すると,最大出力は
CT200h が136ps(エンジン99ps,モーター82ps),
HS250h が290ps(エンジン150ps,モーター143ps) なので,それだけで
考えてもこのレース仕様車は相当パワーアップされている可能性が高そうです。

いかがですか? 何やら今後 CT200h の高性能バージョンの登場を予感させるでは
ありませんか。 そう,例えばCT250h などが市販される予兆なのかもしれません。
今後に要注目です。

(Avanti Yasunori)

この記事の著者

Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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