【全国】名水、湧水、おいしい水が汲める道の駅一覧

道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接する「ふきだし公園」
道の駅「名水の郷きょうごく」に隣接する「ふきだし公園」

急に暑くなったり雨で肌寒くなったり落ち着かない天候ですが、いよいよ初夏の到来です。
車中泊でツライのは熱帯夜。まだ大丈夫…とはいえ、昼間の日差しの強さと言ったら既に真夏!(わたしは九州人)
夏と言えば、水を求めて行ってしまうのが人間の性?
という訳で、湧水が汲める道の駅をピックアップしてみました。

 

<北海道>

「名水の郷きょうごく」
隣接する「ふきだし公園」で湧水が汲めますが、駐車場からちょっと離れているので体力に自信のない方は芝生公園の水道からでもOK。

「サーモンパーク千歳」
敷地の片隅にある水道の蛇口から出ているので見逃しがちですが、ちゃんと「おいしい水をどうぞ」という看板があります。
千歳市の水道水は厚生省の「おいしい水」に、水道原水(支笏湖の伏流水が湧き出るナイベツ川湧水)は環境庁の「名水百選」に選ばれています。

<秋田県>

「はちもり」
世界自然遺産・白神山地を水源とする「お殿水」が湧いています。タイミングが良ければオニヤンマも見られるかも。

<新潟県>

「みかわ」
トンネル工事の際に湧き出た五十島隧道湧水は、近くの薬師堂にちなんで「薬師清水の名水」と名付けられた。日本一を誇る天然記念物 「将軍杉」も有名です。

<山梨県>

「なるさわ」
富士山の伏流水を地下300メートルから汲み上げている、その名も「不尽の名水」。隣接する温泉施設「ゆらり」には飲用泉もあります。

「富士吉田」
こちらも富士山の伏流水を地下100mから汲み上げています。「なるさわ」同様、バナジウムの含有量が高い事で有名です。

「はくしゅう」
飲料水メーカーの工場があることでも知られる名水の地、白州の“南アルプスの天然水”。24時間いつでも自由に汲めます。

「どうし」
道志村の水「うめぇずら」を生み出している「道志川の清流」は水質がよく「赤道を越えても腐らない水」と称賛され外国船航路の飲料水にもなっています。道の駅も道志川沿いにあり、水遊びが出来るよう整備されています。

<埼玉県>

「ちちぶ」
「ちちぶの水」は埼玉県初の浄水場(なんと大正13年!)橋立浄水場からの水道水ですが、原水(荒川の支流の浦山川と武甲山の地下水を水源とする橋立沢の水)を緩速濾過方式で浄化してあるそうです。

<長野県>

「遠山郷」
道の駅併設の温泉施設「かぐらの湯」前で、43度の高濃度塩化物温泉が汲めます! 施設内にも飲用泉あり。

<岐阜県>

「馬瀬 美輝の里」
すぐ前に「念仏岩の湧き水」があるのですが滝っぽくなっていて汲むのは至難の業です。もしかしたら飲用ではないのかも…?

「飛騨古川いぶし」
カリウムが豊富で新陳代謝がよくなるとウワサの「いぶし銀命水」は、猪臥山の麓より湧き出ています。

「賤母」
道の駅の裏手にある賤母山からの湧水「賤母裏山の清水」(賤母清水)は、レストランなどでも使用されています。水舟(丸太をくりぬいて水を溜めてある)なので、飲むのはちょっと勇気が要るかも。

<静岡県>

「ふじおやま」
足柄山の金太郎像が目印、「小山の水」も富士山の含流水です。道の駅自体も人気があり、いつも数名の方が水汲みに並んでいます。

<島根県>

「湯の川」
知る人ぞ知る地下水「伏龍水」、意外な事に冷水機から出てきます。道の駅の入り口にあったのですが、去年は植物コーナーに移動してました。

<岡山県>

「あわくらんど」
西粟倉村のキャッチフレーズ?は「水と緑の村」。地下水の名前は「黄金の水」ですが、近くにある7種類のお湯が楽しめる温泉施設は「あわくら温泉 黄金泉」!

<鳥取県>

「犬挟」(いぬばさり)
隣接する親水芝広場内に、湧水「峠の名水」があります。鳥取県内にはあちこちに名水が湧いているせいか、水を汲む人はあまりいないようです。

<香川県>

「ことひき」
隣接する琴弾公園内に、弘法大師が掘ったと伝えられる井戸水があります。昭和初期まで使われていたものを整備・復元したそうです。

<福岡県>

「たちばな」
湧水ではないのですが、竹炭の特性を活かして浄化した「竹炭の雫」はミネラル成分が豊富で人気です。

<佐賀県>

「吉野ヶ里」
採水場がある東脊振トンネルから湧き出る天然水「東背振トンネルの天然水」(まんまです!)は美味しいと地元でも評判。

<熊本県>

「きくすい」
一見、足洗い場みたいに見える水道で分かりづらいのですが。熊本の水道水は100%地下水なので美味しいです。

「泗水」
道の駅に隣接する泗水公園の地下水「孔子泉水」は、水割りなどに使うと悪酔いしないというウワサです。

<大分県>

「せせらぎ郷かみつえ」
川原川対岸の四ツ城(ヨツジロ)山から湧き出る「四ツ城山湧水」。津江地方では「60歳は若ぇもん、70歳は働き盛り」と言われるほど高齢者が元気なのは、この湧水のお陰とか!?

「竹田」
環境省選定「名水百選」竹田湧水群でも知られる“水の国”の「万葉の水」は、阿蘇山系からの伏流水。

「やよい」
名が示す通り、「番匠川水系地下水の揚水」は地下水。併設の入浴施設「やよいの湯」も、これを湧かしています。

<鹿児島県>

「樋脇」
道の駅は、第19代 島津光久公も「これぞ天下の名泉」と称した市比野温泉郷の入り口にあり、足湯併設、飲用の温泉水も無料で汲めます。

 

道の駅内ではなくても数キロで湧水が湧いているところもあるのですが、今回は併設にこだわってみました。
そのほか、温泉スタンドがある道の駅もあるのですが有料なので、これも割愛。

各地の湧水でお米を炊いたりコーヒーを煎れたりお茶を点てたり!?
湧水にもそれぞれの特徴があるので、この夏は水遊びだけじゃなくお味も試してみられては?

(松本しう周己)

この記事の著者

松本しう周己 近影

松本しう周己

高校は美術科を卒業し、印刷会社のデザイン部に就職するも2年足らずで退職してフリーターに。主にコンサート・イベント関係で全国を駆け回る。その後、なぜかウェブデザインの道へ。仕事としては車との接点はまったくないが旅行好きでドライブ好き、20年前から道の駅などで車中泊していた。
「ネットを通して仕事ができれば、どこにいても構わないのでは」と、2005年、ついにキャンピングカーを自宅兼仕事場としてしまった。根は機械オンチなため、日進月歩の日々。
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