アジア、アメリカ、ヨーロッパ各国のジャーナリストによるワールド・カー・オブ・ザ・イヤーの最終結果が、昨日のニューヨークオートショーの会場で行なわれました。
2011年のワールド・カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは……日産リーフ。
昨年の欧州カー・オブ・ザ・イヤーにつづくビッグタイトルの獲得ですが、それだけ日産リーフのインパクトは強烈ということなのでしょう。既存の大きな自動車メーカーが量産する初めての電気自動車専用モデルというだけでなく、すでに歴代の電気乗用車としては最多生産台数に達しているという話もあるほどです。
なおカー・オブ・ザ・イヤーのほかに3つの賞が用意されています。その結果は以下の通り。
2011ワールド・パフォーマンスカーに輝いたのはフェラーリ458イタリア
2011ワールド・カーデザイン・オブ・ザ・イヤーはアストンマーチン・ラピード
2011ワールド・グリーンカーに選ばれたのはシボレー・ボルト
ところで、あらためて説明するまでもなく、リーフを日本語に訳すと「葉っぱ」。葉っぱといえばオー・ヘンリーの短編である『最後の一葉(The Last Leaf)』を思い出しませんか? この短編では一葉が絶望的な状況における希望となるわけですが、まさしくワールド・カー・オブ・ザ・イヤーを獲得した日産リーフが、いまの日本にとっての希望の一台になることを願ってやみません。
(山本晋也)