100年以上の歴史を誇り、高性能な「LE MANS(ル・マン)」や低燃費タイヤ「ENASAVE(エナセーブ)」などを展開するのがご存じダンロップです。今年に入り、とくに個性的なタイヤが2種類リリースされました。
ひとつめが、あのピニンファリーナがデザインを手がけた「SP QUATTROMAXX(SPクワトロマックス)」です。2011年の東京オートサロンでデビューし、2月から順次店頭に並んでいますからもうチェックした方もいるかもしれませんね。ピニンファリーナといえば、フェラーリを筆頭に数々の名車のデザインし、設計、生産までを手がけるイタリアを代表するカロッツェリア。バスや電車などの乗り物、PCケース、歯ブラシなどの小物アイテムまで幅広く手がけていますが、今回はダンロップのSUV用タイヤをデザインしたわけです。
最近のSUVは、スポーツカー顔負けのハイパフォーマンスを誇り、オンロードでの快適性も重視されています。そこで、「SP QUATTROMAXX」は、強力なグリップ力とハンドリングパワーを磨くこと、つまりスポーツカーに求められていた性能を重視した設計がされています。「ケプラー」を使い剛性を高めたサイドウォール部が特徴で、全体の高剛性化が図られ、重量のあるSUVに耐えられるように設計されています。そしてユーザーが気になるルックスも名工房によるデザインですからハンサムそのものです。サイドには「pininfarina」のロゴが刻まれています。
どんなクルマに履かせたいですか?
(塚田勝弘)