走り屋だったオトーサンにはこのクルマは懐かしいですね。80年代、このスターレットはFRで軽量しかも中古価格のこなれ具合も早く、「KP61」と形式名で呼ばれて、峠や環状線を走る人たちには大人気の一台でした。
その頃のルックスを彷彿させるブリブリのオーバーフェンダー、相当気合いの入ったルックスです。
ところがエンジンルームをのぞくと、なんとそこに鎮座しているのは二輪の「スズキGS-X R1100」の油冷エンジンではないですか!いまでは排ガス通らないので絶滅してますが、その時代は軽量コンパクト、トルクはモリモリ、何といっても端正なフィンが美しいと、いまだにバイク乗りには隠れたファンが多いエンジンなんです。
フロントまわりを見てみましょう。油冷といってもエンジンブロックにフィンがついているのを見るとお分かりのように、ほとんど空冷と一緒です。最大限の風を当てるためにグリルが取り外されて大きな口を開いていますね。
運転席もバイクのパーツがさりげなく流用されています。ミッションもそのまま流用しているらしくドグミッション化されていますね。
遊び心いっぱいのこのスターレット、ドリフト専用車のようですが、走りのほどはいかがなものなのでしょうか?
(テングダンディ)