今回の震災では、たくさんのクルマが津波に巻き込まれました。東北の地元新聞である「河北新報」によると、宮城県による推計では宮城県内で被災した「県内ナンバー」の被災車両が、なんと14万6000台に達するそうです。その数は、宮城県の自動車登録台数の約1割にもなるというから驚きですね。
この14万6000台という数字は「津波で浸水した地域の世帯数に県内の1世帯あたりの保有割合を乗じ、浸水地域の登録営業車両の台数を加えて算出したもの」(河北新報)。このほか県外ナンバー車両も被災しているので、実際の被災車両はさらに増えると見込まれています。
(工藤貴宏)