名取の状況は言葉になりません【東北関東大震災ルポ】

仙台にあるアルミホイールやLEDライト、そしてメッキパーツなどを販売するミヤマさんの被害状況や、ラグ系などで有名な女性ペインターのA-HANDアヤさんの命からがら津波かの難を逃れたお話をお聞きし(その様子は後ほど)、仙台から海沿いに南へ向かいます。

仙台東部道路は路面が荒れていたり、壁が倒れそうな部分もありますが、通行可能です。

車窓から道路の海側を見ていると、急に開けた部分がありました。

名取インターで降りてみました。

言葉がありません。

焼け野原という言葉はありますが、すべてが流されてしまった状態はなんというのでしょう。

家があったようなところは瓦礫が広がっています。

クルマがいろんなところにゴロゴロしているのも、陸上で船を見かけるのも当たり前になってきました。

家のカタチをしていても、中には人が居られるような状態ではありません。

どうしたらこうなるのか、頭の中の理解を超えてしまいます。

そして、この結果を見せられても、自分が生きている時代に現実に起きたこととは、とても信じらることができません。

 

 

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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