停電時の緊急事態のために知っておきたいコンセント標準装備のクルマ

東北地方太平洋沖地震において多数の発電所が被害を受け、東京電力と東北電力の管内において計画停電を行う可能性があると報じられています。

こうしたときは、とにかく動かないようにすることが大切ですが、それでも電気が停まると困ってしまうケースもあるはず。そうした場合の緊急対応策として家庭用コンセント(AC100V)を標準装備しているクルマがあることを覚えておくといいかもしれません。

現行モデルでは以下のモデルがコンセントを標準装備(ほかに見つかれば追加します)。とくにエスティマハイブリッドは最大1500Wまで対応できる(そのほかのモデルは100W)ので、緊急事態であれば役に立ちそうです。

トヨタ エスティマハイブリッド

トヨタ ハリアーハイブリッド

レクサス RX450h

日産 ADバン

 

もちろん電気を使うと、かなり燃料を消費してしまいます。燃料供給についても不安定な地域では、恒常的に活用するというよりは、あくまで緊急事態対応策として覚えていきたいという話。

また家庭用の人工呼吸器ではアクセサリーソケットからの電源供給で動くタイプもあるので、そうした停電で困る方が近所にいる場合は、愛車からの電源供給をオーナー側から声かけるようにしたいものです。

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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