フィットシャトルというのは、ホンダの公式ウェブサイト上で「3月17日デビュー」とティザーキャンペーンをおこなっている、もうすぐ登場する新型車です。フィットをベースにラゲッジスペースを延長したステーションワゴンで、車名からすればまったくのブランニューモデルですが、実は昨年夏で生産を終了した「エアウェイブ」の後継モデルというか実質的にエアウェイブの新型ですね。
気になるのは、なぜ「エアウェイブ」という車名で発売しないのか?ということです。ホンダに聞いても奥歯に物が挟まったような返答しかもらえなさそうなので、妄想力を最大限に駆使してその理由を推測してきました。
エアウェイブ
まず考えられるのは、フィットの知名度を最大限に活用すること。残念ながらエアウェイブという名前はあまり浸透しなかったのですが、フィットという名前なら知名度もブランド力も抜群。だからフィットシャトルなら「出来のいいフィットの兄弟ですよ」とか何とか言って、現場では売りやすそうです。
でも、それだけじゃなさそうな気がします。
フィットといえば、プリウスが猛威を振るうまでは販売台数1位の常連。プリウスの販売台数が落ち着いてきた今(今年1月のランキングではフィットがプリウスを超えた)、再び年間販売台数のトップに躍り出る可能性もあるわけです。そこで「フィット」として販売台数に合算できる名前で新型車を発売し、何としてでも1位の座を奪い返そうという強い意図が見えてくるのは、気のせいでしょうかね?
「販売台数1位」と誇示できるか否かは、意外に大きな問題ですからね。というわけで2位じゃダメなんですよ、レンホーさん。
ところで、シャトルといえばやっぱりシビックシャトルですよね。
シビックシャトル
(工藤貴宏)