【ニューモデル速報】誰でも1度は乗るクルマだから霊柩車って意外に売れてるんですね

2月21日に光岡自動車から新型の霊柩車「ミツオカ リムジン Type4」が発売されました。このクルマは日産ティアナをベースに作られたガリューのボディを延長して作られています。今回は2人乗りと5人乗りを設定。

2人乗りはガリューのリヤオーバーハングを40cm延長して、後席とラゲッジ部分を使って、搬送スペースを作り出しています。5人乗りは後席まではそのままにして、ホイールベースを一気に1100㎜も延長して搬送スペースとしています。その全長は6480㎜なので、かなりのロングボディです。

価格は2人乗りが807万4500円、5人乗りが1016万4000円。大規模な架装を施し、ゴージャスな内装(豪華なのは搬送スペースです)のわりには、そんなに高くはない印象。

光岡は霊柩車の販売に積極的で東京都江戸川区の南葛西には常設のショールームも持っています。でも、霊柩車って、そんなに売れるの?と思いませんか。ところが予想に反して、年間で400台ぐらいの市場規模があるらしく、光岡は2010年には71台、2009年には60台の販売実績があり、新型のType4を導入することで、年間販売100台を目指すそうです。

これぐらいの市場規模があれば十分ビジネスになりそうですね。ちなみにショールームには結婚式などで使う婚礼用のマスタングベースのガリューコンバーチブルなども展示されています。これも609万円からと意外にリーズナブル。これを個人で買って乗り回している人もいるようです。やっぱり光岡のクルマって何かと面白いですネ。

(岡島裕二)