【大阪オートメッセ2011】エンジンルーム内の威圧感は文句ナシ! 4ローターNA&4スロ仕様のFD3S

今年はRH9などが大挙してブースを出展していたこともあって、ゼロヨンマシンや最高速仕様、さらには環状暴走仕様まで、こってり系チューニングが出揃った大阪オートメッセ2011。そんななかでもダントツの注目も集めていたのが、兵庫県のロータリーチューナーであるマジックが製作した4ローターFD3Sなんです。

本来、RX-7RX-8にはローター&ローターハウジングが2個並んだロータリーエンジンが搭載されています。その13Bユニットのパーツを使って、ローターの数を倍に増やして排気量を増大させたのが4ローターエンジンです。余談ですが、1991年にル・マン24時間レースを制したマツダ787Bに搭載されていたロータリーエンジンも4ローターだったんですよ。

さらにペリフェラルポート加工を施し、4連スロットルやエキマニ、インマニなど、専用パーツが組み込まれ、NAながら550psを発生します。マジックではこれからテストを重ね、タイムアタック仕様として熟成させていくそうですが、その速さとともに4ローターNAエンジン特有のバイクのような迫力のエキゾーストサウンドを1日でも早くボクたちに聞かせてほしいものです。

(正松本宏)