クライスラー・グランドボイジャーを新車で買おうと思っている人に重大なお知らせです。残された時間はそう長くないみたいですよ。

でっかい図体とその割には広くない室内を持ち、いろんな意味でアメリカンミニバンの雰囲気にどっぷりと浸れるのがクライスラーのグランドボイジャー。燃費を競い合う国産ミニバンを横目に6.8km/L(10・15モード)という、「チームマイナス6%」が知ったら放火されそうな勢いの燃費も、ファンにとっては勲章みたいなものですよね。

そんなグランドボイジャーですが、残念なニュースをお伝えしなければなりません。クライスラーの日本法人による正規輸入はすでにストップし、現在は同社のウェブサイトからも紹介ページは削除されています。同社に問い合わせたところ「現在は販売店に在庫されているだけを販売」とのことで、この在庫がなくなれば販売終了になるようです。つまり、新車で買おうと思っている人にとっては今がラストチャンス。

例えば、こんな物件(http://www.goo-net.com/usedcar/spread/goo/15/700921008420101127008.html)だったら新車価格から50万円引いてあるようにも見えますが、既に昨年登録されているようなので、新車の取得税、重量税、自賠責保険、登録諸費用などが支払われているわけですから(ディーラーの計算方法によりますが)もしかすると70万円引きくらいの感覚になるかもしれません。車検は半年弱ほど短くなりますが。。。

いずれにしても、気になる方はさあ、クライスラーディーラーへBダッシュです!

 

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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