CT200hの「バージョンF」は、昨年6月にニュル近郊で天国へ旅立った成瀬弘さんの遺作だということが判明

レクサスの最新作CT200hには「バージョンF」というスポーツグレードが設定されていて、この「バージョンF」には専用チューニングを受けたサスペンションが装着されています。そんな「バージョンF」の専用サスペンションは、あの人の遺作だったことが判明しました。

“あの人”とは、昨年6月にドイツのニュルブルクリンク近郊で事故死したトヨタのテストドライバー成瀬弘さん。テストドライバーの「トップガン」としてトヨタやレクサスの、なかでもスポーツモデルの走りの味を作りこんできた彼の最後の作品が、先日発売されたレクサスCT200hの「バージョンF」なのです。

彼は昨年6月にレクサスCT200h「バージョンF」のサスペンションを作り上げ、直後にニュルに旅立ったとのこと。そのニュルで事故にあい、帰らぬ人となってしまったのです。

CT200hの「バージョンF」に触れる際は、そんなことを思い出してみてください。

(工藤貴宏)

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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