スバル車などのチューニングパーツでクルマ好きに知られているのがゼロスポーツですが、実はEVにおいても注目を集めるメーカーなのをご存じですか?
このゼロEVセラビューバンLiは、リチウムイオン電池を搭載し、最高速度90km/h、一充電走行距離160kmの性能を持つ2人乗りの商用車です。
ゼロスポーツは1998年から電気自動車に取り組み、ゴルフ場のカートや官公庁・自治体などにEVを納車して実績を挙げていますが、09年7月より郵便事業集配業務用エネルギー代替車両の実証実験を開始。つまり郵便配達のクルマを現在のガソリンからEVに代えちゃおうって計画を進めているわけです。
そんな中、今回展示されたのはダイハツ・ハイゼットをベースとしたモデル。これまではスバル車を得意とするゼロスポーツだけにサンバーをベースとしていましたが、ついに・・・、といった感じです。すでにスバルの軽自動車はダイハツ製のOEMになることは発表されていましたからこれは当然の流れなわけですが、ガソリンからEVへの切り替えも含めて、時代の流れを感じてしまいます。
ちなみにこの車両はソーラーパネルを搭載していませんが、この車両が郵便事業に納車されるわけではなく細かな仕様はさらに共同で進められて、価格もナイショとのことでした。
しかも今年の分はいろいろな企業や自治体から引き合いがあるものの、おそらく郵便事業(株)さん向けがほとんどになる様子。今年はますますEVが身近な存在になるような気概しています。
(佐藤みきお)