【東京オートサロン】FJクルーザーをマットブラックに塗ってみたら、やっぱりカッコいいですね。でも、実際はいろいろ大変みたいです

なんとなく想像はしていたんですよ。でもね、実車で確認したら本当にカッコよかったです。ってなんのことかといえば、FJクルーザーにマットブラックの組み合わせ。マット系の色はカスタムカーの世界で流行しているんですけれど、FJクルーザーにも絶対に似合うと思っていたんですよね。で、群馬トヨタRVパークがFJクルーザーを実際にマットブラックに塗ってオートサロンで展示していました。

この車両をみて「いいじゃん、ボクもやってみようかな」と思った人のために、マット塗装に関するいくつかの情報をあつめてみました。

まずは塗装費用。ルーフも含めたボディ全体のほか、ドアミラーやグリルまで塗装したデモカーの塗装費用は234万円。単なるツヤなし塗装だと思ったら大間違いみたいですね。メンテナンスに関しては、ワックスがけどころか洗車は必要ない、というかNG(表面に光沢ができてしまう)ので簡単。……じゃないんですよこれが。

洗えない以上、汚れないように乗らないといけないんですよ。う~ん、ボディのツヤを保つのも大変ですが、ツヤ消しだと楽かっていうとそうでもないんですね。

逆に言えばマット塗装のクルマに乗っている人はそれだけの覚悟を持った凄い人、ってこと。誰ですか、「オレのクルマは部分的なマット塗装になっている」なんて言っているのは。それは、単に塗装が劣化してツヤがなくなっただけじゃないですか?

(工藤貴宏)

この記事の著者

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工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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