レクサスCT200h
レクサス初の2ボックス、ハイブリッドのCT200hが発表となりました。ところで、最近のレクサスで注目なのが実はメーターパネルなんです。このCT200hでは220km/hスケールとなっています。日本でのスピードリミッターは180km/hで作動させる自主規制があり、それに基づいてメーターパネルも180km/hまでというのが通例でした。しかし最近の少量生産されるハイパフォーマンスモデルでは、スピードリミッターはそのままですがメーターのスケールは180km/hを越えるものが登場しはじめました。またコンパクトカーでも先代のスイフトでは220km/hまで表示(現行モデルは200km/h)されるなど、少しずつ上限は変わってきています。性能なりのメーター表示にするという、だんだん欧州的なものになってきているようです。
そして今回CT200hが220km/h表示としたのですが、実はレクサスは最近のマイナーチェンジに併せたりしてスピード表示の上限を変更してきていました。
CT200hのインパネ
この写真だとよくわからないのですが220km/hまで表示があります。
IS Fの場合は、少量生産のハイパフォーマンスモデルとして300km/hスケールで登場しましたが、IS自体も2010年8月に260km/hスケールとし、Fは320km/h表示となっています。またLSについては2009年のマイナーチェンジでTFT液晶のファイングラフィックメーターを採用し、そちらはなんと280km/hフルスケールとしています。
2008年のIS-Fのメーターパネル。
2010年のIS-Fのメーターパネル。(小さいですが…)
ISのインパネ。細かいメーター目盛がメカニカルな印象です。
スケールは260km/hまであります。
LSのメーターパネル。ちょっと見えにくいですが・・・。
やはりこうしてみると、260km/h表示のISのメーターなどもすごくかっこいいですし、このクルマがどんな性能なのかがすぐにわかります。また外車と比較されやすいレクサスは、とくにお客さんから「なんだ180km/hしか出ないのか…」と言われてしまいがちでしたから、欧州車に肩を並べることができたともいえます。
これまで日本車は、日本と同じメートル表示となる欧州仕様でもこの表示の問題があるために別部品となっていました。しかし部品の共通化もできるわけですから、そんな目くじら立てることないですよね。クルマ好きな人はみんなうれしいと思いますよ。
(MATSUNAGA, Hironobu)