高性能車を手に入れれば、その性能を試してみたいという誘惑に駆られるのも無理ないところ。気持ちはわかるけど、この話題、あまりに突っ込みどころ満載で、ネットでも一部ホットな盛り上がりを見せてるね!
ネットに貼りまくられているニュースのモト
********************************************************
高速を123キロオーバー、団体職員書類送検
読売新聞 12月9日(木)18時53分配信
スポーツカーで時速203キロを出して高速道を走行したとして、長野県警は9日、同県佐久市、団体職員の男(31)を道交法違反(速度超過)の疑いで長野地検上田支部に書類送検した。
発表によると、男は9月13日夜、同県東御(とうみ)市の上信越道上り線で、制限速度80キロを123キロ超える203キロで乗用車を運転した疑い。
男は国産のスポーツカーを中古で買ったばかりで、「どのくらい出るか試してみたかった。周りの車が止まっているように見えた」と話しているという。
自動速度違反取締装置の画像から、違反が分かった。国産車に通常ある最高時速を180キロに制限する装置は解除されていた。
********************************************************
で、記事中の「東御市の上信越道上り線」にある自動速度違反取締装置(オービス)とは、東部湯の丸IC・SAから約3km先、85.2kp地点のLHシステムのコト。2010年に新設されたできたてのホヤホヤのヤツ。
大きなS字カーブから、アップダウンのある直線路の終端付近。カメラは2車線路に1機のみ(計測用ループコイルは両車線に埋設されているが、狙いは追い越し車線)。
オービスの直前はストレートっぽいが、その前後はけっこうカーブしている。ココを実測203km/h(メーター読みでは210㎞/h以上)で走り抜けるのは、東京・湾岸高速の直線を走るのとはかなり違うハズ。まあ、事故らなくてよかったネ(もっとも・・・オービスに光られたのは自爆事故の類!!)。
まあ、罰金10万円と免許停止が最低処分ライン。オフィシャルな性能証明をオービスがやってくれたってことになるけど、代償が厳しいよネ。
ちなみに上信越道のオービスは下りに2機、上りに1機(コレ)ある。これからのスキーシーズン、夜間、空いているからといって、飛ばしすぎにはくれぐれもご注意を!
大きく左にカーブする1km手前の第2警告板付近。下って登る途中にオービスがあるのだが、見通しはよくない。
オービスは車間距離確認板の間に。左の白い和風建物は、道の駅「雷電くるみの里」
昼間はよくわかるけど、夜間ロービームだと、オービス本体はまず見えないね。
狙いは右車線。
高速の真横に道の駅「雷電くるみの里」が(県道79号線)。ここからは、オービスの取り締まりがパノラマで見える。オヒマならどうぞ。
(OGⅢ)
(写真協力:OPTION・SSR委員会)