モンキーやゴリラ、DAXやシャリィをあらゆる視点で楽しむ4MINI(ヨンミニ)というカテゴリーがあります。
△百万円もかけたカスタマイズも多い中、
とんでもないモンキーが出現しました。
月刊モトチャンプにかつて掲載されて話題となった4気筒のエンジンを持つモンキーです。
完全ハンドメイド、
クランクケースはノーマルを使用し、
ボア35mm、ストローク32.4mmが4気筒で排気量は124.69cc。
制作者はドイツのDieterさん。(奥様はPetraさん、息子さんはFabianさん)。
Dieterさんは2002年にバイク事故で大けがを負いましたが、
それでもバイクへの情熱は冷めず、
こんなとんでもないエンジンを作ってしまったというからダブルで驚きです。
図面も凄いですが、
超小さな手作りバルブも凄い! いちばん右がノーマルです。
さらに!
カムの大きさの違いは驚愕です!
もちろん、イッパツで成功したワケではないと言います。
しかし、壊れても壊れても、どんなに体調が悪くても、
諦めなかったDieterさんが最後には勝ったのです。
「ホントに走れんの?」
当然のギモンです。
Fabianさんに走ってもらいました。
かなりゴキゲンな走りを見せてもらいました。
お聞かせできないのが残念ですが、
音も4気筒ならではのサウンドでした。
Photo:Tsuyoshi Chiwa
(千輪 毅)