松田聖子さん(50)の結婚で思い出す半世紀前のマツダのアイドル車

日本を代表する永遠のアイドル、松田聖子さん(50)が結婚したと報じられています。

もう50歳だったのかあ、と思うひともいるでしょうが、名前つながりで半世紀前、1962年に生まれたマツダのアイドル的なクルマを思い出してしまうのがクルマ好きのサガでしょうか。

 

そして1962年生まれのマツダ車といえば、やはり「キャロル」でキマリでしょう。

 

軽自動車規格が360cc時代に作られたマツダ・オリジナルの軽自動車「キャロル」は、その心臓部は直列4気筒水冷エンジン、四輪独立懸架という、いまでも贅沢に思えるセダン型モデルでした。

 

スタイリングでは『クリフカット』と呼ばれたルーフをスパっと切り落としたようなフォルムが特徴。なおエンジンはリヤに積まれていますから、テールにはエア抜きのスリットが入り、それもアクセントになっています。

 

358ccのほか586cc仕様も作られた、4気筒エンジンはアルミブロック&アルミヘッド。こちらも、いまでも通用するプロフィールといえそう。

 

 

クリスマスキャロルという言葉からもわかるように、「キャロル」とは「よろこびの歌」を意味する英語に由来する車名。というわけで、御結婚おめでとうございます! と、お祝いするのにも、ぴったりのクルマでもあるのでした。

 

 

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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