今年のインディジャパンはロードコースで!

インディジャパンを知っていますか? アメリカンレースのシリーズに組み込まれた海外戦で、今年も9月16日から18日にかけて栃木県のツインリンクもてぎを舞台に開催されます。

これまでは時速400kmに迫るバトルが繰り広げられる超高速バトルがインディジャパンらしさでした。が、最後の開催となる今年は昨年までとはまったく違う展開になりそうな予感。なぜならスーパースピードウェイと呼ばれるオーバルコース(楕円状のコース)ではなく、ロードコースでおこなわれることになったからです。

ロードコースはオーバルコースに比べて最高速が落ちるものの、コーナリングでのバトルが激化するのは間違いなし。これはもしかすると、佐藤琢磨選手は母国でコースを知り尽くしているという強みを生かし、お立ち台の頂上に……。

ちなみにロードコースで開催されることになった理由は、震災によりオーバルコースの表面がうねってしまったから。震災の影響ここへも、です。とはいえ、中止ではなく「絶対に開催する」という関係者の強い意志を感じるコース変更ですね。

え、ロードコースってどこの市街地でやるの?と思ったアナタ。そんなアナタはこの情報を知ったときの僕と同じ状況です(笑)。でも、ここでいうロードコースとは“オーバルではない通常のサーキット”のこと。ツインリンクもでぎでスーパーGTなどがおこなわれるコースを、インディカーが走るんです。

インディジャパン2011公式ウェブサイト
http://www.twinring.jp/indyjapan/

 

※写真はすべて昨年のインディジャパンの様子です。

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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