クルマにミッキーマウスってアリ!? でも、踏んじゃダメ

昨年末に新型になったダイハツムーヴに、ちょっとした驚きがあったので紹介したいと思います。クルマもよくできているのですが、今日はクルマそのものの話ではありません。

驚いたのは、販売店装着アクセサリーです。なんと、ミッキーマウスをモチーフにしたアクセサリーが用意してあるんですよ。これって革命的じゃないですか。自動車メーカー×ディズニーの夢のコラボですよ。

今まで社外品のアクセサリーではありましたが、純正としては日本初、そしてディズニー本社でも明確な回答は出せなかったのですがおそらく世界初ということです。

インテリアは、シートカバー、カーペットマット(前後)、そしてキーケースの3アイテム。モノトーンとピンクが選べます。

版権管理にうるさいディズニーだけに、市販化は大変そうな気がしませんか? 実はその通りなんだそうで、構想から市販までに費やした時間はなんと2年。ダイハツからの提案→ディスニーでの確認→手直しを何度も繰り返し、担当者の執念と努力で商品化できたそうです。

「機械部分にキャラクターをあしらってはいけない」←機械が壊れたときにディズニーの製品が壊れたと思われたくないから、「フロアマットにはミッキーのシルエットしか描いてはいけない」←踏みつけるのは失礼だから、などなど約束事も多いんだとか。というわけで、やっぱりディズニーって大変なんだよねというのがこの記事の結論でした。

でもきっと担当者は「そんなに制約があるならハロー●ティにしちゃうぞ!」とは口が裂けてもいえなかった……でしょうね。

 

(工藤貴宏)

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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