6月9~10日、マレーシアのセパン国際サーキットで開催されているスーパーGT第3戦。
日本時間17時30分頃から行われた公式予選スーパーラップでウイダー HSV-010の小暮 卓史選手が1分55秒321というタイムでGT500のポールポジションを獲得。自身も通産12回目というポールポジション記録を更新しました。
予選1回目で最速だったセルモはスーパーGTポール獲得16回の立川選手でスーパーラップに挑むも0秒182という僅差で2位に甘んじます。
3位はMOTUL AUTECH GT-Rの本山 哲選手、1分55秒665。
多彩な車種で注目のGT300クラス。こちらは2位を1秒以上も離しての、とんでもない速さを見せたハンコックポルシェ影山 正美選手が2分4秒262でポールポジション。なんとGT300のコースレコードということです。
ハンコックポルシェ、富士ではリタイアでしたからセパンは頑張ってもらいたい。
そして予選2位がJLOC ランボルギーニ GT3。山内 英輝選手のドライブで2分5秒371。
3位はENDLESS TAISAN 911、横溝 直輝選手の2分5秒395。
第2戦富士で優勝したGSR初音ミクBMWは谷口信輝選手のドライブでも2分6秒833で7位。60kgのウェイトハンデは重いのでしょうか。
開幕からいいところのなかったGSR ProjctMirai BMWは今期初のスーパーラップ。10位確定で安心していたところが以外な結果でなんと9位にポジションを上げます。ドライブは佐々木雅弘選手。
その意外な結果となったのがエヴァンゲリオン紫電。高橋選手のスーパーラップアタック、タイムが伸びずに2分9秒台と低迷し10位となりました。
アウディ勢最上位はゲイナーが15位、スバルBRZは12位、イカ娘フェラーリが13位という結果です。
ところで、あのクルマの順位はどうなっているのか?
そう、電池を抜かれたプリウス。電池の分が100kg軽量化されたということでリストリクターを2段階絞られたプリウスですが、バッテリーを外したために必要になった補器類で30kg重量増。つまり30kgがハンデとなっているとのこと。しかし2分6秒869とギリギリ6秒台をキープで予選8位。相変わらず予想に反した速さです。
決勝はBS放送のJ-SPORTSで生中継されます。BS放送を契約なさっていない方はパブリックビューイングで観戦しましょう。
なお、掲載の写真は第2戦富士500kmで撮影したものです。
(北森涼介)