東京オートサロン初日の金曜日、「なにか」が足りないと感じませんでしたか?
2009年には副社長としてGAZOO Racingブースでトークショーに出席。前回の2010年イベントは、トヨタブースのプレス発表会で社長としてクルマの味付けについて持論を披露、トヨタのカスタムカーに対する方針について情熱を込めて語ってくれました。……そう、今年は初日にトヨタ自動車株式会社・豊田章男社長の姿が見られなかったのです。
どうやら北米デトロイトショー出張のためにスケジュールが合わなかったとのこと。
残念だなぁ〜と思っていたら、帰国直後の土曜日夕刻に章男社長が会場にやって来ました!! トヨタブースでスタッフやドライバーと談笑している姿を偶然見つけたファンは、パパラッチのごとくケータイで慌てて撮りまくるシーンも見られました。
もちろんクリッカー編集部も追跡しちゃいましたよ。それにしても、気さくにスタッフに話しかけている姿は、クルマ好きの少年のような爽やかな笑顔で、ほんとにステキでした。
で、ここで終わらないのがモリゾーさんの凄いところ。トヨタブースを出ると、2つ離れたホンダブースの方へ向かうではありませんか!!! むむむ!?
ホンダブースではCR-ZやNSXのサーキット用開発マシンを視察したあと、ブースの裏側へと消えていきます。本来ならここでホントに終わるところですが、なんとホンダブースの裏側の壁面に設置された巨大メッセージボードにモリゾーさん自ら……いや社長自ら直筆でメッセージを書き始めたのです。
それが、このメッセージですよ↓
「お互いにもっといい車をつくりましょう」 くぅ〜、いい言葉ですね!!
日本を……いや世界を代表する企業のトップが東京オートサロンというイベントと夢のあるチューニング&カスタムカーの世界をとても大切にしてくれている熱い気持ちが伝わってきました。しかも、ライバルであるホンダと切磋琢磨して「クルマ作りを極めていきたい!!」という強いメッセージですよね。
オートサロンも残すところ、あと一日。日曜日に会場へ行ったら、「ホンダブース裏のトヨタ社長直筆メッセージの前」で記念撮影がオススメです。モリゾーさんのキュートなステッカーと「モリゾー参上」の文字が目印です、はい。
(南風よしお clicccar編集部)