4ドアクーペというジャンルを定着させた、メルセデスベンツのCLSクラスが2世代目にフルモデルチェンジされて日本でも正式発表されました。
2世代目は先代同様の流れるようなフォルムに、存在感のあるフロントマスクを組み合わせて、よりゴージャスなモデルに進化。
インテリアもシフトレバーをコラム式のダイレクトセレクト&パドルシフトに変更して、センターコンソール周りの使い勝手と高級感を高めています。
ただし、ちょっと気になるのが、いまだに採用している足踏み式のパーキングブレーキ。現在の欧州のプレミアムクラスは電子制御式が主流で、センターコンソールなどに小さいスイッチ式のレバーがあり、AUTOモードを選択しておけば自動的にパーキングブレーキを掛けたり、アクセルを踏み込めば自動的に解除してくれるクルマも増えています。
アウディA4やVWのパサート、シトロエンC5などにも採用されているので、最近はそんなに珍しい装備ではなくなってきているのに…。
CLSも信号待ちなどでブレーキを踏み続けると停車状態を維持してくれるホールド機能は付いていますが、パーキングブレーキを解除するのにいちいちレバーを引くのは、今どきのプレミアムクラスではスマートじゃないですよね。ちなみにSクラスは現行モデルから電子制御方式を採用しています。
全体的には素敵なクルマに仕上がっていいるのに、ここだけは惜しい!
(岡島裕二)