韓国では4月1~12日にソウルモーターショーが開催されています。GMはシボレーのコンパクトなオープンスポーツカーのコンセプトモデルMi-rayを発表しました。コルベットにも通じるダイナミックなデザインは、ソウルにあるGMアドバンスト・デザイン・スタジオで行われたとのことです。とくに最近のシボレーが採用している、グリルを上下に分けたデュアルポート・グリルが採用されています。写真でもおわかりのように非常にバランスがよく、これは確実に今後のシボレーデザインに影響を与えるでしょう。
また、キャラクターライン部分などにライティングを施す手法が採用されていますが、これらの手法もエクステリアデザインの表現手法として用いられていくかもしれません。加えてシボレーは誕生100周年を迎え、シボレーの伝統をもこのモデルに表現したとのことです。
メカニズムに関しては、フロント左右に個別の電動モーターを持ち、2座のシート後部には、直列4気筒1.5リットル・ターボエンジンを搭載するハイブリッドです。
街中ではフロントの電動モーターで走行し、走りを楽しみたいときにはツインクラッチ式トランスミッション(DCT)を介したガソリンエンジンを始動させる方式です。この場合にフロントモーターはトルクスプリット式4WDの機能を担い、最適な走行状態を実現するように左右がより積極的に独自にコントロールされます。
またフロントモーターを自在にコントロールし、ツインクラッチの繊細な制御、エンジンのコントロールによってトランスミッションからトルクコンバーターが不要となり、よりコンパクトなスポーツに適するパッケージを実現することができたとのことです。3サイズはL3991×W1865 ×H1100mm、タイヤサイズはF245/35-20 R295/30-21、ボディはカーボンファイバー、プラスティック、アルミの複合構成となっています。
(MATSUNAGA, Hironobu)