【SUPER GT 2019】夏の訪れを感じる猛暑の予選。ぶっちぎりでHOPPY 86 MCがポールを奪取!

鈴鹿サーキットで開催中のSUPER GT第3戦「2019 AUTOBACS SUPER GT Round 3 SUZUKA GT 300km RACE」。

30℃近い気温と45℃という路面温度は一昨年まで開催されていた鈴鹿1000kmを思わせる気候。そんな中で25日の午後、14時40分から始まった予選Q1ではGT300クラスのラスト3分と少しのところで9号車の PACIFIC MIRAI AKARI NAC PORSCHEがヘアピンでコースアウトのため赤旗中断。残り時間4分に延長されて再開となりましたが大きな順位変動のないまま終了。

Q2では開始早々にHOPPY 86 MCが1分57秒008という56秒台突入か?と思わせるようなタイムを叩き出しトップに躍り出ます。GT300のライバルはこれを追うカタチでアタックを繰り広げますが結局のところ時間内にこれを上回るタイムを出すチームがないまま予選終了。

今シーズンの参戦継続が難しいという報道がなされ、また昨年1年間ポールポジションのないままシーズンを終えたHOPPY 86 MCにとって久々のポールポジション獲得。不安を跳ね返すような結果となりました。

また、今季ではヨコハマタイヤが2戦連続でポールポジションを獲得。タイヤ戦国時代の様相も加味されて26日の決勝レースが楽しみになってきます。

GT500クラスではQ2のラストラップまで続くアタック合戦の末に1分45秒775という2番手の37号車 KeePer TOM’S LC500に0.063秒という僅差で競り勝った36号車 au TOM’S LC500がポールポジションを獲得。

Q2を担当した関口雄飛選手の豪快な走りにより開幕から2連続ポールポジションだった23号車 MOTUL AUTECH GT-Rの連続ポールを止めています。

決勝レースも真夏日という予報が出ている鈴鹿サーキット。開幕から2戦とも雨で赤旗中断という事態が続いた2019年のSUPER GT。しかし今度は真夏日。気温に負けない熱いレースが期待されます。

(写真:松永和浩、H@ty 文:松永和浩)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
続きを見る
閉じる