25年落ち、走行20万キロのロードスターでニュルを走ったらとんでもないタイムが!【動画】

こ、これは凄いんジャマイカ!?

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本日お届けするのはニュルアタックの動画。

「新車開発の聖地」ともいわれるニュルの北コースは、スポーツカーが気合い入れてタイムアタックする世界一決定戦の場所でもあり、R35GT-Rが7分8秒で走ってみたり、シビックタイプRが7分50秒で走ってみたりと、クルマ好きに話題を提供してくれる超ホットなスポット…なんて説明はいまさら不要ですね。

今回アタックしたのはマツダ・ロードスター。といっても最新型の「ND」だったら普通すぎてここで紹介するまでもないですからね。「NA」と呼ばれる初代モデルでございます。

 

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いやー驚いた。スペックが凄いんです。

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エンジンはノーマル。マフラーは変わっているけどそれ以外はECUすら無改造。トランスミッションもファイナルも標準状態。

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インテリアの軽量化はかなりやっているみたいだけど…なんとまあ!バケットシートすら付いてないよ!ニュルの激しい横Gに耐えられるの???

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タイヤはクムホV70A。銘柄的には競技用のハイグリップタイヤらしいけど、履き古した様子に妙な親近感。

そしてホイールもノーマル。あのう…本当に本当に14インチでいいんですか?

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ボディは錆び(DIY補修済)あり。理由は軽量化…ではないと思う。たぶん。

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そしてピカチュウのキーホルダー付き。

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走行距離は…えっ! 20万キロ!!!!!

つまりこのクルマは…、失礼を承知で言うとニュルでタイムを出せるようなクルマではない!ないないない、絶対ない。

これでタイムアタックしようなんて、このドライバーはゼロ戦でステルス戦闘機に勝負を挑むサムライなのか!?

無理に決まっているでしょー。アタックするんじゃなくてサーキットを「楽しむ」クルマだよねこれは絶対。

この記事の著者

工藤貴宏 近影

工藤貴宏

1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに執筆している。現在の愛車はルノー・ルーテシアR.S.トロフィーとディーゼルエンジンのマツダCX-5。
AJAJ(日本自動車ジャーナリスト協会)会員。
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