GT-Rもビックリ ! 超エコなスポーツEV 『エマージ』米国参上 !

3月のジュネーブショーでワールド・プレミアされたコンセプトEV 「エマージ(Emerg-e)」が米カリフォルニア州で開催中のイベント「ペブルビーチ オートモーティブ ウィーク」に登場しました。

インフィニティ・エマージ

このモデルは日産が考える将来のスポーツEVを具現化したもので、駆動力は2個の高出力モーターとなっているのが特徴。

ミッドに1.2L級の発電用3気筒エンジンを搭載するレンジエクステンデッド方式のEVで、バッテリー残量が少なくなった際にエンジンで発電が可能。リチウムイオン・バッテリーに蓄えた電力によりモーターで後輪を駆動する仕組み。

 

総合出力300kWを発生するモーターで0-100km/hを4.0秒でこなし、30秒程度で200km/h以上に達する性能を秘めているそうで、フル充電されていれば、電気のみで最大48km航続可能。さらに3気筒エンジンを組み合わせれば無給油で約480km走れると言います。

この「エマージ」の開発は欧州で行われているようで、カーボンファイバー・ボディや3気筒エンジンは、ロータスなどへ開発委託している模様。市販化する場合も生産は欧州が前提とか。お値段はインフィニティの説明によると約1,200万円程度になるとの予想。

 

市販化に向けて克服すべき課題はまだまだ多いようですが、GT‐Rもビックリの超エコな「スーパー・スポーツEV」となる可能性が高そうです。

 (Avanti Yasunori)    

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この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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