AUTO SPORT WEBなどによると、アメリカ・ネバダ州ラスベガスで開催された「2011インディ500レースのシリーズ最終第17戦で、レース序盤の12週目に15台が絡むクラッシュ事故が発生、イギリス出身のダン・ウェルドン選手が巻き込まれて死亡したそうです。 享年33歳。
ウェルドン選手の車は第2コーナーで発生した多重クラッシュ事故で空中に投げ出され、防護フェンスに激突した模様。この壮絶な事故の様子を捉えた動画が存在します。
34台が出走した決勝は1周1.5マイル(約2.4キロ)のコースを200周する予定でしたが、事故発生と共にレースは中止され、ウェルドン選手はヘリコプターでラスベガス大学メディカルセンターに搬送されたものの、2時間後に帰らぬ人に。
ウェルドン選手は、2004年のインディジャパンでシリーズ初優勝。今年5月のインディ500でも優勝を飾っており、トップドライバーの1人として知られていました。今回のレースでは500万$の優勝賞金がかかっていたそうですが、練習走行時の各車のハイペースぶりに関係者から不安の声も上がっていた模様。
インディカーはストックカーと比べて前後左右、相互に数インチの車間距離で団子状態のまま時速220マイル以上で走るので、ドライバーはとても神経を使うそうです。今回日本の佐藤琢磨選手も参戦していましたが、事故に巻き込まれること無くレースを終えたようです。
33歳と若く、二人の幼い子供を持つウェルドン選手。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
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(Avanti Yasunori )
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