目次
2024年2月28日(水) 更新
自動車のタイヤに関する基礎知識や豆知識などをまとめています。
■自動車用タイヤの基礎知識
タイヤの役割
タイヤには、クルマの基本特性「走る・曲がる・止まる」を最終的に実行するという役目があります。具体的には、乗員やクルマ自体の重量を支えながら路上からの衝撃を吸収し、エンジンの駆動力や制動力、操舵力を路面に確実に伝えるという役目です。
表面には、スリップを抑えて確実に駆動力や制動力を伝えるため、トレッドパターンという溝が刻まれています。

・リブ型
操縦安定性や転がり抵抗、タイヤノイズに優れています。
・ラグ型
駆動力と制動力、非舗装路の牽引性能に優れています。
・リブラグ型
リブ型とタグ型を組み合わせたもので、両者の特徴を持ち合わせています。
・ブロック型
積雪路、ぬかるみなど悪路用として使われます。
車のタイヤとホイールとは? 役割・構造・種類、ハイドロプレーニング現象などを解説【自動車用語辞典】
車のタイヤとホイール │ タイヤの基本構造と機能 │ タイヤの転がりメカニズム │ タイヤの種類とトレッドパターン │ タイヤノイズ │ タイヤの空気圧監視システム │ 車のホイール
■自動車用タイヤの豆知識
タイヤ交換のタイミング
タイヤの寿命は、車や運転環境によって大きく変わるので、使用した走行距離だけで交換時期を決めることができません。
ではタイヤ交換のタイミングはどうやって判断すればよいのでしょうか。タイヤは正確な交換時期がわかりづらい代わりに、外観の変化で異常や交換のタイミングを知らせてくれます。
ただし、タイヤの見た目から情報を読み取るためには、ちょっとした知識が必要になるようです。タイヤの外観から正しい交換タイミングを見極める方法を調べてみました。
タイヤ交換のタイミングを見極める3つのポイント。残り溝の深さ・見た目の異常・使用期間をチェック
タイヤ側面に書いてある数字や記号の意味
タイヤのサイドウォールにはさまざまな数値や記号、マークなどが記載されています。その数値は何を示し、どんな種類があるのでしょう。今回は、タイヤのサイドウォールの謎について解説しましょう。
タイヤの文字が書いてある部分がサイドウォールサイドウォールにはメーカー名やタイヤのブランド名、そしてデザインとしても模様などが刻印されていますが、その他にも数多くの情報が含まれています。
タイヤ側面(サイドウォール)に書いてある数字や記号の意味とは!?【タイヤ豆知識・2022年版】
タイヤに付いたカラフルなマークや線の意味
新品のタイヤを見るとトレッド(接地)面に緑や青、赤などの色の付いたペイントがグルっと1周塗られているのを見たことがある人も多いと思います。このペイントは識線と呼ばれます。
識線が付いているといかにも新品という感じがして“うれしい”という人もいますが、逆にタイヤがかっこ悪くて嫌いという人もいるでしょう。識線は何のために付いているのかといえば、じつはサイズなどを瞬時に確認できるようにするためのものなのです。
タイヤのあちこちに付いたカラフルなマークや線にはどんな意味があるの?【タイヤ豆知識・2022年版】
ホイールに必ず付いているナゾの重り
タイヤが装着されたホイールをよーく見ると、リム(タイヤと接しているホイールの外周部分)周辺に重りのようなものが取り付けられているのを見たことがあると思います。あの重りのようなものは何なのでしょうか? 軽さをアピールしているホイールにもわざわざ付いているあれは、はたして必要なものなのでしょうか?
タイヤの重さが不均衡なまま走ると、振動がボディに伝わるなどの不具合が現れます。そこで、そのバランス取るために付けられるのがあの重りです。名前は「バランスウエイト」というので、まさに重りなのです。
ホイールに必ず付いているナゾの重りみたいなものは何?【タイヤ豆知識・2022年版:バランスウェイト】
タイヤに付いてるヒゲのようなもの
タイヤショップやカー用品店に展示してある新品タイヤを眺めていると、トレッドの表面やサイドウォールからヒゲのような糸状の細いゴムが生えているのを見かけたことがあるかもしれません。このヒゲ……名前を「スピュー」と言います。最近の国産タイヤではこの「スピュー」をカットしているのですが、じつはこの「スピュー」が喜ばれる国があるというのです。
オーストラリアでは「スピュー」があることでタイヤが新品と認識されるといいます。この話はあるタイヤメーカーで聞いたのですが、そのときも「私が聞いた話では……」という前置きでした。
新品タイヤに付いてるヒゲ「スピュー」を喜ぶ国があるって本当?【タイヤ豆知識・2022年版】
タイヤにキャップをしなくても空気は抜けない?
サーキット走行をする際には、頻繁にタイヤの空気圧をチェックするものですが、サーキットを走るクルマを見ていると、タイヤのエアバルブキャップを外したまま走っていることが多いことに気付きます。レースやスポーツ走行問わず、限られた走行時間、ピットでいちいちキャップを外していては時間のロスになるからでしょう。
この光景を見て「キャップがなくて空気が抜けないの?」という素朴な疑問を持つ人がいました。しかし、ご安心を。タイヤの空気は決してキャップでフタをしているわけではありません。最近のチューブレスタイヤで使われているエアバルブの多くは、スナップインバルブと呼ばれるもの。エアバルブの内部に設けられたバルブコアの、その弁によって密閉されているので、キャップの有無によって空気が漏れだすことはないでしょう。空気を注入する際は弁が開きますが、通常は弁が閉じられていて漏れない構造です。
タイヤにキャップをしなくても空気は抜けない。じゃあキャップは不要?【タイヤ豆知識・2022年版】
パンク修理剤はなるべく使わないほうがいい?
昔のクルマは装着タイヤと同じサイズのスペアタイヤを搭載していたものです。その後、スペアタイヤは場所をとるため、スペースセーバータイヤ(テンパータイヤ)と呼ばれるサイズの小さめなものになり、現在はそれさえ積まず、パンク修理剤とエアコンプレッサーで代用しているケースが増えてきています。
「パンク修理剤」はタイヤの中に液体を注入して一時的に空気の漏れを抑えるためのケミカルでしかありません。つまりパンクを本格的に修理するためには、タイヤに直接パッチを貼ったり、プラグを差し込んだりして物理的に穴をふさぐ必要があるわけです。
クルマのパンク修理剤はなるべく使わないほうがいいって本当!?【タイヤ豆知識・2022年版】
ホイールのインチアップって何?
クルマのドレスアップ記事などを読んでいると「インチアップ」という言葉がよく出てきますが、インチアップとはいったいどんなことなのでしょう。そしてインチアップするとどんな効果が得られるのでしょうか?
ホイールを交換してドレスアップしようとしたとき、ホイールの直径を大きくすることでかっこよさをアップしようというのが「インチアップ」の基本的な考え方です。大きくするのはあくまでもホイールの外径で、タイヤの外径ではありません。ホイールを大きくする代わりにタイヤの扁平率(ハイト=サイドウォールの高さ)を下げて、タイヤの外径は同様に保とうというわけです。
ホイールのインチアップって何?チャレンジするならこんな点にも注意!【タイヤ豆知識・2022年版】
スタッドレスタイヤの正しい保管方法
スタッドレスタイヤとサマータイヤの交換や保管について、ショップやディーラーにすべてお任せしているなら心配はありませんが、「自分で交換、さらには保管をしている」という方は交換方法と保管方法をおさらいしておきたいと思います(タイヤの交換方法については、こちらの記事「スタッドレスから夏タイヤへの交換は自分でできる?知っておきたい正しいタイヤ交換手順【タイヤ豆知識・2022年版】」参照)。
保管するタイヤは、水洗い、もしくは中性洗剤を使う程度の方法でクリーニングしておきます。タイヤもホイールも水分が完全になくなるまで乾燥させます。タイヤワックスなどは使いません。多くのタイヤワックスはタイヤをキレイにする効果はありますが、保管には向きませんし、寿命を短くするタイプのものも存在するからです。外したタイヤはどの位置に装着されていたものかを書いておきます。タイヤの裏側サイドウォールに白いペンで記載してもいいですし、ホイールの内側に書いても構いません。ホイールの内側に記載する場合は、養生テープなどを貼ってそこに記載するのもいいでしょう。
縦積み?横積み?シーズンを終えたスタッドレスタイヤはこうして保管しよう【タイヤ豆知識・2022年版】
