■レクサスNXが一部改良で安全性とスマホ連携を強化
レクサスは、Cセグメント級クロスオーバーSUVの「NX」を一部改良しました。同時に特別仕様車「Spice & Chic」、「Cool & Bright」を用意し、2020年7月16日に発売しています。
レクサスNXの一部改良では、全車にパーキングサポートブレーキ(静止物)の「PKSB(Parking Support Brake)」が標準装備され、予防安全装備を強化。
さらに、マルチメディアシステムが「SmartDeviceLink」「Apple CarPlay」や「Android Auto」に対応しています。手持ちのスマホを10.3インチワイドディスプレイに連携することで、リモートタッチによる画面操作や音声操作が可能になるなど、スマホ・アプリが利用可能になるなど、使い勝手が大きく向上しています。
ここでは特別仕様車の“Spice & Chic”をピックアップします。
同モデルは「NX300h“I package”」「NX300“I package”」をベースに、インテリアカラーとして「クリムゾンカラー」ベースおよび「ブロンズカラー」ベースの専用カラーコーディネイトを設定。通常のブラック内装も選択できます。
濃い紅色のクリムゾンカラーには、ブラック&クリムゾンのインテリアカラーにクリムゾンステッチとシルバーカラーのオーナメントパネルが組み合わされていて、しっとりとした大人の雰囲気に仕立てられています。
一方のブロンズカラーには、ブラックのインテリアカラーにブロンズカラーのオーナメントパネルやブロンズステッチがコーディネイトされ、クオリティの高さを抱かせる仕上がり。
エクステリアには、高輝度シルバー塗装が施されたフロントロアバンパーモール、ボディカラー同色のフェンダーアーチモールなどが用意され、スタイリッシュなムードを放っています。
足元ではダークメタリック塗装とブロンズ塗装のアルミホイールを履き、レクサス独自の工程によりペイントされることで繊細かつ重厚な金属質感を実現したといいます。
機能面ではブラインドスポットモニター「BSM(Blind Spot Monitor)」、リヤクロストラフィックアラート「RCTA(Rear Cross Traffic Alert)」が標準化されているのがトピックスで、安全性の向上が図られています。
そのほかには運転席ポジションメモリー/運転席・助手席ベンチレーション機能・ヒーター付の「L texシート」、ブラック塗装のドアミラー、特別仕様車専用のドアミラー足元照明、挟み込み防止機能・停止位置メモリー機能付のハンズフリーパワーバックドアが用意されています。
2.5LハイブリッドのNX300h “Spice & Chic”の価格は、2WDが552万3000円、AWDが578万8000円。2.0LターボのNX300 “Spice & Chic”の価格は、2WDが487万9000円、AWDが514万4000円です。
(塚田勝弘)