■アウタードアハンドルのスイッチでスライドドアが自動開閉できる
ミニバンや軽自動車に多いスライドドア採用車で便利なのが、両手が塞がっていてもスライドドアの開閉が可能な「ハンズフリースライドドア」。
電動スライドドアは以前からありましたが、リモコンキーやアウタードアハンドル、スイッチなどに触れることなく、開閉できる非接触式ともいえるのがハンズフリースライドドアです。
子育て世代のユーザーが多いミニバンや軽自動車では、子どもをだっこしたり多くの荷物を出し入れしたりする際に、スライドドアを楽に開閉させたいというニーズが高いと思われます。
●後付けできるワンタッチスライドドアをアクセサリーで設定
ホンダは、ステップワゴン、フリード、N-BOXなどに「ハンズフリースライドドア」をホンダアクセスによるアクセサリーで設定しています。
この用品を選択すると、スライドドア下側に目印(マーク)が付けられ、足先をかざすと自動で開閉します。なお、スライドドアに採用される前は、高級SUVやセダンなどのパワーテールゲートなどに採用されていた技術で、今ではパワーテールゲートだけでなく各メーカーがスライドドアにも設定しつつあります。
さらに、ホンダアクセスでは、「ワンタッチスライドドア」をフリード/フリード+(プラス)、N-BOX/N-BOXカスタムに新設定しました。特徴はこれらのモデルに後付けできる点。
荷物で手がふさがっている状況や小さな子どもをだっこしている際、あるいは子どもでもボタン操作のみでパワースライドドアの開閉が可能になり、操作に慣れは不要。
この「ワンタッチスライドドア」は、両側パワースライドドア装備車であれば左右両側への装着が可能です。先述した、車両に触れることなく足先をかざすだけでパワースライドドアを開閉できる「ハンズフリースライドドア」と同時に装着すれば、乗降時や積載時の利便性がさらに高まります。
なお「ワンタッチスライドドア」のスイッチカバーは、フリード/フリード+(プラス)にはクリスタルブラック・パールの1タイプが用意されています。また、N-BOX/N-BOXカスタムには、クリスタルブラック・パールとクロームメッキの2タイプを設定。
対象となるのは、フリード/フリード+(プラス)が2019年10月18日発売以降モデル。N-BOX/N-BOX カスタムは、2019年10月4日発売以降モデルになります。
N-BOXカスタムは、スイッチカバー(クロームメッキ)タイプのみ装着可能。価格はいずれも税込1万1880円です(取付費用別)。「ワンタッチスライドドア」は、後付けできる上に、比較的手頃な価格なのが魅力です。
(塚田勝弘)