■存在感を増したフロントマスクなどスポーティなエクステリアをまとう
2019年10月にマイナーチェンジを受けたホンダ・フリードは、クロスオーバー仕様の「CROSSTAR(クロスター)」が新たに設定されるなど、内外装のリフレッシュを受けています。
ほかにも「ホンダ・センシング」に後方誤発進抑制機能が追加され、アダプティブクルーズコントロールの制御の見直し、CVTを採用するガソリンエンジン車にブレーキ操作ステップダウンシフト制御が盛り込まれ、走りの質感向上もトピックスです。
2020年5月28日、ホンダアクセスによるコンプリートカー仕様である「Modulo X(モデューロ X)」の「FREED Modulo X(フリード・モデューロX)」のマイナーチェンジモデルが発売されました。
マイナーチェンジ前のフリード・モデューロXは、先述したホンダ・フリードのマイナーチェンジ前(2019年9月)に販売を終えていました。今回のフリード・モデューロXもマイナーチェンジを受けたことで、標準車同様に最新仕様になったことになります。
■エクステリアパーツに「実効空力」が得られるエアロフィンなどを用意
マイナーチェンジ後モデルの「フリード・モデューロX」も、ホンダアクセスによるこだわりが貫かれています。熟練のエンジニアによる人の感覚を大切にし、好評を得ているという走りは、「大人のスポーティ」と表現できるクオリティがさらに磨き上げたとしています。
ホンダアクセスが専用開発しているパーツを見ていくと、エクステリアには、新設計された専用フロントエアロバンパーや専用フロントグリル、専用LEDフォグライトにより存在感が高められています。
さらに、専用サイドロアースカート、専用リヤロアースカート、専用LEDフォグライト、専用フロントビームライト、専用リヤエンブレム(Modulo X)、専用ドアミラー(クリスタルブラック・パール)なども装着。
足元にも専用15インチアルミホイールが用意され、コンプリートカーらしいスポーティムードが強調されています。専用スポーツサスペンションと相まって、フットワークの良さを実感できるはず。
エクステリアパーツは、見た目のかっこよさだけでなく、バンパー側面には旋回性の向上を狙ったというエアロフィンが、下面には直進安定性向上を狙ったエアロスロープが設けられています。
さらに、エアロボトムフィンは乗り心地の向上に寄与するそう。エアロフィン、エアロスロープ、エアロボトムフィンは、ホンダアクセスが掲げている「実効空力」を得るパーツで、日常の速度域でも体感できる空力効果が得られるのが美点。
一方のインテリアには、「プライムスムース×スエード調」コンビシート(シート表皮)をはじめ、専用本革巻ステアリングホイール (ディンプルレザー&スムースレザー/ピアノブラック調)、専用フロアカーペットマット (プレミアムタイプ/Modulo X アルミ製エンブレム付)などが採用され、クオリティアップが図られています。
この専用コンビシートは、乗員の身体の滑りを抑制する効果も得られ、ブラックを基調としたインテリアはスポーティで、上質な仕立てになっています。
また、9インチ プレミアム インターナビ装着車(VXM-207VFNi(Gathers/専用オープニング画面) +フロント用ドライブレコーダー(DRH-204VD/32GB キット )も用意されています。
ボディカラーのラインナップは全4色で、プラチナホワイト・パール(3万3000円高)、ミッドナイトブルービーム・メタリック(3万3000円高)、プレミアムクリスタルレッド・メタリック(5万5000円高)、クリスタルブラック・パール。
「FREED Modulo X 」の価格は、1.5Lガソリンエンジン車(CVT)の「Modulo X Honda SENSING」の6人乗りが295万200円、7人乗りが297万2200円。1.5Lハイブリッド(7速DCT)の6人乗りが325万6000円、7人乗りが327万8000円。
駆動方式は全車FFです。
(塚田勝弘)