■限定モデル「ヘリテージエディション」も登場!
新型コルベットの発表が話題をさらった東京オートサロンのシボレーブースですが、それだけじゃありません。人気スポーツモデル「カマロ」の2020年モデルもえらくかっこいいんですよ!
ブースに展示されていたのはホワイトのコンバーチブル。2リッターの4気筒ターボながら275ps/40.8kgmというスペックを誇り、8速ATとの組み合わせでアメ車らしい余裕のドライブが楽しめます。ちなみにカマロのオーナーは3割が20代とのこと。映画「トランスフォーマー」の活躍などでファンになった層がいるのかもしれませんね。
外観的にはフロントマスクが変更となりました。バンパー形状が昨年のSEMAショーで登場した「SHOCKコンセプト」と同じタイプに変更、さらには「ボウタイマーク(シボレーロゴ)」がバンパーからグリルへ移設された点もトピックです。
装備面ではインフォテインメントが充実。昨年、キャデラックに搭載された世界初の完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ(GMジャパンとゼンリンデータコムの共同開発)」をカマロとして初搭載したほか、タイヤへ空気を注入するときに適正空気圧をアラートで知らせる「タイヤフィルアラート」も採用されました。
会場への展示はなされなかったものの、2020年モデルのカマロには「ヘリテージエディション」という限定モデルも用意されています。1960年代に登場した初代カマロで人気を誇った「ラリーグリーン」というボディカラーを採用したモデルで、4気筒のLTRSが30台、コンバーチブルが15台、V8を積むSSが20台という少量販売。SSにはホワイトのラリーストライプと、リムを赤く塗った5本スポークのブラックホイールもおごられます。ヒストリックなイメージでかっこいいですね。
いまやアメリカ車は世界で一番スポーツカーが元気なカテゴリーかもしれません。カマロにはその代表選手として、今後も市場をけん引していってほしいものです。
(文と写真:角田伸幸)