●座間の記念庫に保存されているヘリテージカーを横浜の日産グローバル本社で常設展示
2019年9月27日、日産自動車は横浜にあるグローバル本社ギャラリーに「ヘリテージ(歴史)」をテーマにした新たな展示エリア「ヘリテージゾーン」を新設し、一般公開を開始しました。
また、ヘリテージゾーンのオープニングを記念して、ハコスカの愛称で親しまれているスカイラインや初代フェアレディZなどヘリテージカーを中心とした特別展示「NISSAN HERITAGE WEEKEND MUSEUM」を9月30日まで開催します。
シックな落ち着いた雰囲気の漂うヘリテージゾーンは、6つのコンテンツで構成されています。
1つ目は「日産ヘリテージコレクション」から定期的に展示車両を入れ替えるヘリテージ展示。2つ目は基調な歴史的動画コンテンツや企画展示車の解説などが見られる220インチ壁面LEDスクリーン。3つ目は様々なテーマや切り口に基づいてストーリーを発信するコンテンツショーケース。4つ目は自動車書籍や自動車雑誌のバックナンバーを中心にセレクトしたライブラリー、5つ目は100台以上のミニカーが展示されているモデルカーウォール。そして6つ目は名車のディテールを美しく切り取った画像が壁面を彩る「アートウォール」や座間にあるヘリテージコレクションのガレージ内を再現したエスカレーター周りのグラフィックが楽しめます。
オープン前に開催されたプレス向けのオープニングイベントでは星野朝子副社長に続いて、日産のワークスチームのレジェンドである柿元邦彦ニスモ・アンバサダーと長谷見昌弘ニスモ名誉顧問二人によるトークショーが開催されました。
そのトークショーでは旧車イベントでは約7割が日産車であることやヘリテージというのはクルマと人が作って来た歴史であり、その歴史を見て現在の日産社員が新しい発見や気づきをしてもらえたらウレシイということや、FFが嫌いだという長谷見さんが日産の新しい技術でe-POWERが気に入っているということを告白。モーターによるトルク溢れる走りやバッテリーをリアに搭載することで、アンダーステアがほとんど出ないということでサーキットへ行くレンタカーはノートe-POWERと決めているということを話してくれました。
9月28〜29日は過去最大規模となる選りすぐりの19台のヘリテージカーが本社ギャラリーをジャック中。さらにヘリテージガイドツアーや展示するヘリテージカーへの乗り込み撮影、デモ走行(雨天中止)といったイベント盛りだくさん。日産ファンだけでなく、クルマ好きならば老若男女問わず楽しめる貴重な機会となっています。この週末は横浜に行って日産の歴史に触れてみてはどうでしょうか
(萩原文博)