スピードはじゅうぶんの川畑選手 GRスープラ炸裂まであと一歩?【D1GP】

2019年ドリフト界最大の話題である、新型GRスープラの活躍。8月24、25日の週末にはD1GP第5戦と第6戦が行われ、Team TOYO TIRES DRIFT – 1の川畑選手が乗るTeam TOYO TIRES DRIFT GR Supraも出走しました。

7月に開催された前戦では、追走中にハンドルが固まるというトラブルに見舞われてしまった川畑選手のスープラ。その後ステアリングラックの取り付け位置を変更するなどの対策をして、エビスサーキットに乗り込んで来ました。ただ、練習走行では狙ったラインを通せない、勢いをつけて飛び込まないとリヤタイヤがグリップしすぎてしまうなどの問題もあったため、大型のものに変更してきたウイングをふたたび小型のものにもどすなど仕様変更をして第5戦の単走決勝に臨みました。

しかし、川畑選手はGRスープラのハンドルの作動に違和感をおぼえていました。単走決勝1本めは、エンジン制御の補正が入ってしまって本来のパワーが出せず、高得点は出せませんでしたが、2本めはエンジンも復調。1〜2コーナーの角度がいまひとつで上位進出はなりませんでしたが、96.81点で追走トーナメント進出を決めました。

ハンドルの動作に不安定なところがあり、思いきった走りができないまま臨んだ追走トーナメント。ベスト16では内海選手との対戦になりました。1本めは内海選手が先行。内海選手がストレートに飛び出したところで角度をつけすぎたこともあって、後追いの川畑選手は接近することができ、2ポイントのアドバンテージを獲得します。2本めは川畑選手が先行。川畑選手は審査席前で角度がつきすぎたような状態になり失速。止めきれなかった内海選手に追突されてしまいます。これは川畑選手の失速の減点が大きくとられ、ここで敗退となってしまいました。

この記事の著者

まめ蔵 近影

まめ蔵

東京都下の農村(現在は住宅地に変わった)で生まれ育ったフリーライター。昭和40年代中盤生まれで『機動戦士ガンダム』、『キャプテン翼』ブームのまっただ中にいた世代にあたる。趣味はランニング、水泳、サッカー観戦、バイク。
好きな酒はビール(夏場)、日本酒(秋~春)、ワイン(洋食時)など。苦手な食べ物はほとんどなく、ゲテモノ以外はなんでもいける。所有する乗り物は普通乗用車、大型自動二輪車、原付二種バイク、シティサイクル、一輪車。得意ジャンルは、D1(ドリフト)、チューニングパーツ、極端な機械、サッカー、海外の動画、北多摩の文化など。
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