●高性能・充実装備が際立つ、BMW 8シリーズ クーペの限定車
2019年5月31日、わずか10台限定の新型「BMW M850i xDrive First Edition」が発売されました。BMW 7シリーズと同じプラットフォームを使い、エレガントに仕立てられた最上級クーペの8シリーズ クーペは、ワイド&ローが際立つエクステリアが大きな魅力。
右ハンドル8台、左ハンドル2台が用意される「BMW M850i xDrive First Edition」は、8シリーズ クーペの優雅で官能的な美しいデザインを引き立たせるため、BMW M社が開発した最高品質の装備ラインアップ「BMW Individual(インディビジュアル)」の装備を多数採用。
ボディカラーには、マット感を際立たせながらも複雑な色層によって、光の当たる角度で表情を変化させる「BMW Individualフローズン・バルセロナ・ブルー」が初めて設定されています。さらに、「BMW Individual」の「ハイ・グロス・シャドウ・ライン」をサイドウィンドウ・モールディングやキドニーグリルに配されていて、エア・リーザーや「20インチMライト・アロイ・ホイール」にブラックを使うことにより、洗礼された上品が醸し出されています。
メリノレザーや「BMW Individual」の内装も上質かつスポーティな仕立てで、「アイボリーホワイト」をベースに「ナイト・ブルー」のアクセントを加えたデザインが目を惹きます。
さらにルーフ・ライナー(天板の内張)に配される「BMW Individualアルカンターラ」にもナイト・ブルーが使われていて、シート色と調和した統一感のあるキャビンを演出。コックピットを取り囲むトリムには「BMW Individualトリム ピアノブラック」が採用されていて、First Editionの刻印とともに、シリアルナンバーが刻まれています。
搭載されるパワートレーンは、8シリーズ クーペで初めて採用された新開発のV型8気筒エンジン。「M Performanceツインパワー・ターボ・テクノロジー」をにより、強烈な出力特性を実現し、フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムによって官能的なサウンドを奏でます。
先代エンジンと比べて出力を68PS向上させ、最高出力530PS/5,500-6,000rpmというアウトプットを得ています。最大トルクも750Nm/1,800-4,600rpmという幅広いトルクバンドが特徴で、分厚い最大トルクを獲得。0-100km/h加速を3.7秒でクリアするそうです。
組み合わされるトランスミッションは、8速AT。ギヤ比の幅が拡張されるとともに、油圧制御システムが最適化されることで、走行状況に応じたシフトタイミングがより正確かつ俊敏で完了することで、効率性と快適性が向上。4WDのxDriveも改良されています。前後輪の駆動トルクを素早く、無段階に可変配分するBMW独自のインテリジェント4WDは、リヤホイールを重視して調整された駆動力配分が特徴となっています。
さらに、リヤアクスルに電子制御式ディファレンシャル・ロックが標準装備されていて、電気的にもたらされるロック作用により、コーナーの内側と外側のリヤホイールの差動を制限することで、特にコーナーから脱出するときのダイナミックな加速が可能になるとしています。
足まわりでの注目点は「アダプティブMサスペンション・プロフェッショナル」の採用。従来のダンパーに加え、電子制御アクティブ・スタビライザーを装備することで、ロール特性を調整し、俊敏な高速コーナリングから快適なクルージングまでを実現。「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」も標準装備。操舵時の最小回転直径を小さく抑え、取り回しの良さと俊敏性を高め、正確なハンドリングが得られることで、車線変更時と高速コーナリング時の走行安定性を向上させることが可能だそうです。
さらに、より俊敏性を高める「Mスポーツディファレンシャル」や、力強く安定したブレーキ力を誇る「Mスポーツブレーキ」などにより、本格的なスポーツ走行も楽しめる仕様になっています。
ほかにも、ハンズオフ機能付渋滞支援運転機能などの先進安全、ドライバー支援を用意し、狭い道などですれ違えない際に、ルート最大50mまで自動で後退するパーキングアシスタントのは、リバース・アシスト機能なども用意。
高性能・充実装備が際立つ「BMW M850i xDrive First Edition」。価格は19,230,000円で、スペシャルな10台限定車にふさわしい設定になっています。
(塚田勝弘)