●「AUTECHといえば青」のイメージが浸透。注目を集めたオーテックのクルマたち
東京オートサロンに引き続き、大阪オートメッセでも、日産自動車ブースではオーテックブルーのクルマたちが大変な人気を集めていたようです。
セレナ、ノート、エクストレイルで、新たな上質の価値を与えた新グレードAUTECH。いずれも好評のでした。
セレナはミニバンを求める層のみならず、例えばゴルフバッグを積んでゆったりと移動できる空間をクルマに求める人にもかなり響いているとのことでしたし、ノートもe-POWERが設定された段階でバッテリー搭載も考慮して、ボディ補強をはじめとした大幅なリファインを受けていることもあって、ワンランク上質な、しかし取り回しの良いクルマとして人気が高いようです。
実はAUTECHスポーツスペックに注目が集まりがちですが、ノートAUTECH自体、ハイバランスなバリューを持つコンパクトカーである点こそ、このクルマの人気の秘密のようです。
そして第3弾、エクストレイルAUTECHも好評を博しているようです。今までエクストレイルシリーズでは望んでも選択できなかった助手席パワーシートがエクストレイルAUTECHでは選択可能です。これによりだいぶプレミアム感も増したといえそうです。
ちなみに、ノートAUTECHは受注台数のおよそ半数がこのブルーが占めていたとのことですが、「エクストレイルAUTECHでも40%ほどが実はこのブルーとなっているようです。すでにAUTECHと言えば青。そんなイメージが浸透してきていると言ってもいいかもしれませんね」とオーテックジャパンの広報担当者の方は話してくださいました。
ところで一言でAUTECHの青「AUTECH BLUE」と言っても、実は車種によってその色自体はすべて同じ色ではありません。セレナとエクストレイルは#RBYというカラーコードのカスピアンブルーメタリックという色で、特にエクストレイルの場合は、日常のちょっとしたひっかき傷や洗車傷程度は消えてしまうという魔法のようなスクラッチシールド塗装になっています。
一方ノートと現在のところコンセプトモデルとなっているリーフAUTECHの展示車はカラーコード#RAYというオーロラフレアブルーパールというカラーが正式な色の名称になっています。ノートではこのブルーはAUTECH専用色であり、リーフの場合はすでにこのカラーの設定が既存グレードでも選択できるものの、その場合はルーフまですべて同色となるモノトーンなのに対し、現在イベントで展示されている「リーフAUTECHコンセプト」では、よりクラッシーな2トーンとなり、ルーフはブラックになっています。この辺りは正式に登場した場合に変更になるため、完全な専用色となるのかどうかはまだ未定です。
しかし「このリーフAUTECHに関しても、とても多くの方からお問合せをいただき、いくらなの?もう買えるの?という質問をたくさんいただきました。このカラーとのマッチングについてもご好評のようで大変うれしいことですね。こちらも正式に発売開始できるように鋭意準備してまいりたいと思います」と広報の弁。東京オートサロンに続き、大阪オートメッセの会場での反響も上々のようです。正式発表が楽しみですね。
また例年の傾向として、大阪では毎年GT-R、エルグランドの人気が特に顕著ということですが、今年展示した参考出品車「ELGRAND The Sports Premium Concept」や、すでに完売している「NISSAN GT-R 大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」も大変人気だったとのこと。こうした声を反映し、楽しくてエキサイティングなモデルがどんどん登場することを、心から期待したいものですね。
(中込健太郎)