日産、第二の電気自動車の名前はクリッパー・ミーブで決定?

「日産自動車と三菱自動車、国内OEM事業の拡大で合意」という発表ではフーガが三菱にOEMされることと同時に、もうひとつのOEMの話が公表されました。

それは電気自動車に関する話題。

三菱自動車から日産自動車に対する軽商用電気自動車「MINICAB-MiEV(ミニキャブ・ミーブ)」の2012年度中の供給実現に向け、検討を開始すること

i-MiEVのテクノロジーを移植した軽商用車として年内の発売が予定されているミニキャブ・ミーブが正式発売を前に日産へのOEMが決定したというのです。

 

とはいえ、これは非常に自然なこと。

 

なにしろ、すでに日産ではミニキャブのOEMをうけて「CLIPPER(クリッパー)」という軽自動車を販売しているのです。

ですから、このミニキャブ・ミーブのOEMは非常に単純で、従来からのクリッパーについて、ミニキャブのバリエーション拡大に合わせて車種が増えたというだけの話ともいえます。

 

さて、ここで気になるのは、この日産の現行ラインナップにとって第二弾となる電気自動車のネーミング。

 

三菱は電気自動車に「ミーブ」というサブネームをつけるという流れですので、車種が増えたときのネーミングも容易に想像できますが、日産はそうではありません。

 

現在の電気自動車といえば「Leaf(リーフ)」ですが、その流れを汲むとしたら「CLeafer」とか「Clippeaf」とかなるのでしょうか?

 

それとも、かつて日産が販売した電気軽自動車である「ハイパーミニ」の流れを復活させて「ハイパー・クリッパー」となるのでしょうか?

 

いずれにせよ、ちょっと語呂がイマイチな感じがします。

 

やはり「クリッパー・ミーブ」とするのが自然?

 

いや、ブランディングや商標から考えても、あり得ません。

 

とはいえ、よほどわかりやすくてインパクトのある名前をつけないと、業界的にはクリッパー・ミーブという呼び名が定着しそうな予感も……。

 

さて、どうなる?

 

(山本晋也)

 

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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