東京ビッグサイトで開催された「運輸交通システムEXPO 2018」にて、気になるシステムを発見しました。OKI(沖電気工業)のフライングビューです。
これは車両の前後左右4ヵ所に装着したカメラを使って客観映像をリアルタイムで合成、まるでドローンで上空から撮影しているような画像をリアルタイムで得ることができるシステム。視点も自由に変更することができます。
駐車の際などに車両の真上から見た視点を得ることができるシステムなどは既に実用化されていますが、ゲーム「グランツーリスモ」のリプレイ映像のような見た目はとても新鮮です。
このシステムは、車両積載状態で運転者や同乗者が使用するというよりも、クラウドサービスを利用し、離れた地点で映像を見るという使い方が主目的です。
用途としてはF1のマシンなどに装着し、視聴者が自由に自分のタブレット等を使って視点変更しながら観戦したり、海外を走る観光バスにセットしたものを、遠く離れた日本の家で操作することでバーチャル観光をするなどが想定されます。
そのほか、建築機械などを周辺の状況を確認しながら操作する際などにも使うことができます。
(写真・動画・文/ウナ丼)