スズキ、2020年に発売予定のEVで駆動用モーターを同社初の内製化へ

スズキがEV用駆動モーターの内製化(同社初)に向けて動いているようです。同社はこれまでHV用の駆動モーターについてはDENSOから調達していましたが、EVではモーターを内製化することで、性能・コスト面での競争力を高めるのが狙い。

日刊工業新聞によると、既に試作を進めているそうで、2020年にインドで発売するEVに内製モーターを搭載、トヨタにも供給する計画のようです。また、ほぼ同時期の発売が予想される国内向けEVについても内製モーターを搭載する模様。

ちなみにトヨタではHVやPHVの大部分に内製モーターを採用しており、EVで先行する日産も新型「リーフ」に横浜工場で生産したモーターを搭載するなど、自動車メーカーが駆動用モーターを内製するケースが目立っており、今回スズキも追随。

スズキはインドの新車市場で50%近くのシェアを握っており、トヨタ自動車の協力を得てインド政府が掲げる製造業の育成計画「メイク・イン・インディア」をEVで実現する考えのようで、今回のモーター内製化への動きもその一環とみられます。

Avanti Yasunori・画像:SUZUKI)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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