【フランクフルトモーターショー2017】クーペと同等の速さと色気を備えた、アヴェンタドールSロードスターが公開

2年に1度開催されるフランクフルトモーターショー(IAA)が、9月12〜13日のプレスデーを皮切りに24日まで開催され、ランボルギーニからは「アヴェンタドールSロードスター」が発表されます。

「アヴェンタドールSロードスター」は、ミッド・リヤエンジンV12を搭載した唯一のロードスターでありスーパースポーツカー。クラス最高峰の性能を誇るだけでなく、多彩なカラーやトリムを揃え、新素材やカーボンファイバーが随所に採用されています。

ボディ後半はクーペとはまったく異なるラインで描かれていて、ロードスターならではのエアロダイナミクスを発揮。ロードスターの特徴である着脱可能な流線型のハードトップパネルは、重さわずか6kg弱だそう。広い車内空間を確保するため外側に膨らんだ形状になっていて、マットブラック仕上げのカーボンファイバーを使用。

さらに、オプションとして「ハイグロスブラック」や光沢仕上げの剥き出しカーボンファイバーを用意し、本社内にある専用エリアの「アド・ペルソナム」によるカスタマイゼーションもできます。

簡易なファスニングシステムを採用したことにより、ルーフパネルを素早くはずしてフロントトランクに収納することが可能。また、リヤセクションは運転席のボタンにより開閉が可能で、容易にV12 のエンジンサウンドが楽しめるそうです。また、オープンエアでの走行中にリヤウィンドウを閉めると、ノイズやエアフローを最小限に抑制することができます。

「アヴェンタドールSロードスター」の特徴である5つのインテリアも見どころ。単色やバイカラーのレザーまたはアルカンターラ、様々なステッチ、トリムを選択することができます。

インテリアとエクステリアのカスタマイズのニーズに応え「アド・ペルソナム・プログラム」において「ブランディング」や「カーボンファイバー」などのパッケージが用意されます。

ルーフパネルの内側の仕様も選択可能で、マットブラック仕上げのカーボン ファイバー・フレームにブラックのアルカンターラが標準。さらに、オプションでカーボンスキン・パッケージ(アルカンターラよりもさらに軽いランボルギーニのハイテク素材) を選び、ルーフパネルの内側、コックピット、キャビンの各部をカバーすることもできます。

今回発表されたボディカラーは「ブルー・アエギル」で、不屈のパワーを秘めた穏やかなターコイズカラーの海にインスピレーションを受けたという「アドペルソナム・カラー」になっています。

同車には、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」に加えて新たに「エゴ(EGO)」 モードからなる 4 段階の走行モードを用意。トラクションやステアリング、サスペンションなどが調整され、新しいエゴモードなら運転スタイルに合わせて、各モードで自分好みの基準を設定することができます。

動力性能はクーペモデルと同等で、0-100km/h 加速は3.0 秒、最高速は350 km/hに到達。6.5LのV12 エンジンの最大出力はクーペと同じ 740hp で、最大トルクは690Nm。トランスミッションは、7速の軽量「ISR」で素早い変速を可能としています。なお、アヴェンタドールSロードスターは、2018年2月から納車開始予定とされています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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