アイサイトは2020年に自動車線変更機能を搭載予定。テストコースも改修し万全の体制に【スバル 新アイサイト・ツーリングアシスト試乗】

今夏発売予定のマイナーチェンジ版レヴォーグ&WRX S4に搭載される進化版アイサイトの「アイサイト・ツーリングアシスト」の進化は止まりません。

スバルの発表によれば2020年には自動車線変更機能を搭載予定となっています。この自動車線変更機能については大がかりな変更はせずに、レーダーやデジタルマップ、GPSの追加などによって車線変更を可能にします。また同じく2020年には交差点でのクルマ同士の出会い頭の衝突を防止することを目指しています。

さらに2020年代中には左折時における歩行者との接触や、直進時に交差する自転車との衝突を防止することの実現も予定されていて、NCAP(自動車アセスメント)やIIHS(米国道路安全保険協会)の評価でもトップクラスを堅持することが目指されています。

これらを実現するためスバルは北海道に所有する美深試験場のテストコースを30億円かけて改修。今後の運転支援技術の高度化に向けた技術開発に活用することになっています。

新しいテストコースには高速道路のカーブや分合流点、市街地を想定した交差点などが整備され、2017年度下期から運用されることになっています。

各社ともに自動運転化に向けての開発が熾烈になっています。どこかが抜きん出るのでしょうか? それとも多くのクルマが一気に進化するのでしょうか? どちらにしろこの分野からは目を離すことができません。

(諸星陽一)

【関連リンク】

MC版レヴォーグ&WRX S4は今夏発売。アイサイトが進化して追従走行性能を向上
【スバル 新アイサイト・ツーリングアシスト試乗】
https://clicccar.com/2017/06/19/482583/

この記事の著者

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諸星陽一

1963年東京生まれ。23歳で自動車雑誌の編集部員となるが、その後すぐにフリーランスに転身。29歳より7年間、自費で富士フレッシュマンレース(サバンナRX-7・FC3Sクラス)に参戦。
乗って、感じて、撮って、書くことを基本に自分の意見や理想も大事にするが、読者の立場も十分に考慮した評価を行うことをモットーとする。理想の車生活は、2柱リフトのあるガレージに、ロータス時代のスーパー7かサバンナRX-7(FC3S)とPHV、シティコミューター的EVの3台を持つことだが…。
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